「シキンカラマツ」(紫錦落葉松)は、キンポウゲ科カラマツソウ属の多年草です。
長野、群馬、福島に分布しますが、数は少なく遭遇する事は稀です。
7月から8月頃に、紫色の花を咲かせます。
今回は、「シキンカラマツ」の花言葉について解説します。
「シキンカラマツ」の花言葉
「華やか」といいます。
淡い紫色の花弁と、数多く生える黄色い葯によって、存在感があり美しい花のイメージとよく合う花言葉です。
皆の視線が集まるような、華やかさを持つ友人や恋人に贈るのに向く花言葉です。
香りが花開くようなお酒のラベルデザインに採り入れたり、若さだけに頼らないアイドルグループのシンボルにしても良いでしょう。
スマホの待ち受けにして、有り触れた日々に華やかな気分を足してみる事もできます。
この花言葉が向いていないのは、落ち着いた美しさを持つ人です。
何となくちぐはぐな印象を与え、「誰かと間違えているのでは」と不信感を与えてしまいます。
外から見た印象は合っていても、自己評価が低い人にも向いていません。
「そんな事はない」という意味の反論をクドクドと言われ続ける事になります。
褒めるときは本人が喜ぶような言い方を心がけましょう。
「シキンカラマツ」の豆知識
「シキンカラマツ」は「紫錦落葉松」と書きますが、名前の由来はまず紫色である事。
次に、花の美しさを「錦」に例えたからと言われています。
錦というと、ぼんやり絹織物だろうなとは思いますが、具体的な意味としては「二色以上の色糸や金銀の糸を使って模様を織り出した、生地の厚い絹織物」を指します。
このためカラフルで美しいものに付きやすく、花弁の厚さと色合い、黄金色の葯と、シキンカラマツのイメージと合っている事が分かります。
カラマツの部分は、文字通りに落葉する松を指しますが、「シキンカラマツ」の葉は広い葉で松葉とは違い、そもそも草(草本)であり、どこを見てもカラマツと似た要素はなさそうです。
カラマツの由来は、同属であるカラマツソウにあります。
カラマツソウには花弁がなく、ピンと張った細い葯と花糸だけが目立ちます。
この姿がカラマツの葉のイメージと合ったのです。
「シキンカラマツ」は花弁があるので全く姿が違って見えますが、葯に着目すると、カラマツソウのように細長く、松葉が想像出来る事が分かります。
まとめ
「シキンカラマツ」は美しい花です。
花言葉を知っていれば、より美しさが引き立ち、嬉しい気分になれるでしょう。
花をより好ましく感じられる、花言葉を是非参考にして下さい。