アイリスという花をご存じでしょうか。
アイリスは東アジアや南ヨーロッパを原産とするアヤメ科アヤメ属の植物で、アヤメやショウブ、カキツバタなどの総称として呼ばれることもあります。
今回はそんなアイリスの花言葉について詳しく見ていきましょう。
「アイリス」の名前の由来
アイリスはギリシャ語で「虹(Iris)」を意味する言葉です。
虹をつかさどり、誠実で美しいギリシャ神話の女神イリスの聖花であったためこの名が採られました。
優美ですらりとした姿、そして多彩に変化する花色は、まさに虹の女神が持つにふさわしい花といえるでしょう。
「アイリス」の花言葉「メッセージ」
そんなアイリスの花言葉も虹の女神に由来しています。
虹の女神であるイリスは、天から地へと虹の橋を架け、メッセンジャーとしての仕事も請け負っていたといわれています。
天からの贈り物のような素敵なメッセージになるよう願いを込めて、アイリスの花を添えてみてはいかがでしょうか。
「アイリス」の花言葉「希望」
虹は重苦しい雨雲が晴れた空にまばゆい光と共に現れるため、それ自身が「希望」の象徴とされてきました。
虹の女神の聖花であるアイリスも、同じように「希望」の花言葉を持ちます。
長く苦しんでいることがある方や、悩みを抱えている方へ、希望が差し込むことを祈りつつ贈るならアイリスがよいでしょう。
「アイリス」の花言葉「友情」「信頼」
アイリスにはまた「友情」「信頼」という花言葉も与えられています。
虹の女神イリスはゼウスの妻ヘラに使えていましたが、浮気もののゼウスに言い寄られても決して女主人を裏切ることはしませんでした。
そんな彼女の忠誠心から「友情」と「信頼」の花言葉が付けられたのです。
大切な友達へ信頼を伝えたいとき、アイリスの花がきっとそのメッセージを伝えてくれるでしょう。
「アイリス」の花色
アイリスにはジャーマンアイリス、ダッチアイリスなど多種多様な種類があります。
花の色も青・白・紫・ピンク・オレンジ・黄色・赤など変化に富んでおり、別名に「レインボーフラワー」の名称があるのも頷けます。
また花弁の形もさまざまで、華やかなものからシンプルなものまで選べるのも魅力です。
まとめ
アイリスが花の盛りを迎えるのは4月から7月ころ。
暑さにも寒さにも強く、一度植えると何年も花を咲かせてくれるので長くお付き合いできる花です。
希望があふれるメッセージと共に、大切な人へアイリスの花を贈ってみてはいかがでしょうか。