「キオン」はキク科「キオン」属の多年草です。
北海道から九州、海外ではユーラシア大陸の温帯域全般に分布し、山地の日当たりの良い草地に生育します。
花期は8月から9月で、花の色は黄色です。
今回は、「キオン」の花言葉について解説します。
「キオン」の花言葉
「元気」「陽気」があります。
どちらも良い意味で、ほとんどの人に合いますが、極端に落ち込んでいる人や抑鬱状態の人に対しては、現状を否定し追い立て、追い詰める事になってしまうので避けた方が良いでしょう。
「元気」
その花の色や、手足を伸ばしているような花の姿から想像できる花言葉です。
何気なく使っている元気という言葉ですが、実はなかなか歴史の深い言葉です。
儒教の「太極」思想に結び付く「万物根源の気」という意味合いであるとも、病気が減じて「減気」が由来とも、「験気」で治療の効果が現れたという意味だとも言われています。
元気いっぱいの友人や同僚、後輩などに贈るのに向いた花言葉です。
健康食品やグッズ、高齢者施設などのイメージにも向きます。
健康を損ねた人に対しても、その人に意欲があるならば元気づけるために使う事もできます。
部屋に飾り、元気でいようと心がけるのも良いでしょう。
「陽気」
日本では太陽の色を赤く塗る事が多いですが、西洋では黄色が普通です。
黄色く咲き誇る「キオン」の様子は太陽の眩しい晴ればれしたイメージとよく合っています。
普段から陽気で、一緒にいると気分が明るくなるような友人や恋人、配偶者などに贈るのに向く花言葉です。
太陽光発電システムや、日当たりの良さを売りにするマンションなどの商品イメージにも合います。
言動が暗い人に対しても、その人が本当は陽気でいたいというのであれば、元気づけるのに使っても良いでしょう。
スマホの待ち受けにして、ちょっとした気分の落ち込み時に見れば気分が上向くかも知れません。
「キオン」の豆知識
「キオン」は漢字で「黄苑」と書きます。
これは同じキク科で紫色の「シオン(紫苑)」と似た黄色い品種という意味です。
「オン(苑)」は庭や庭園を意味する漢字で、そこまで意味は離れてはいませんが、何となくしっくり来ません。
それもその筈で、本来の「オン」は「宛」に草冠をつけた形で「生い茂る様」を表す漢字だったのです。
元気に繁る「キオン」には、そちらの意味の方が確かに合っているでしょう。
まとめ
「キオン」は見る人も元気づける明るい花です。
花言葉を知っていれば、より好ましく感じられるでしょう。
花との距離を縮めてくれる、花言葉を是非参考にして下さい。
