「キクイモ」という名前を聞いたことがありますか。
別名がカライモ、アメリカイモ、サンチョーク、エルサレムアーティチョーク、トピナンブールとたくさんある北アメリカ原産の多年草です。
その名の通り花が菊、根が芋に似ており、生姜によく似た塊茎は代用食として戦後の食糧難時代を支えていました。
今回はそんな「キクイモ」の花言葉について詳しく見ていきましょう。
「キクイモ」の花言葉「気取らぬ愛らしさ」
「キクイモ」の花の色はヒマワリに似た黄色で、ギリシャ語では「太陽の花」とも評されました。
純真とも素朴ともいえるその姿に「気取らぬ愛らしさ」という花言葉が与えられたのも肯けます。
自然体が好ましいあの人へ、「キクイモ」の花をプレゼントしてみてはいかがでしょうか。
「キクイモ」の花言葉「陰徳」
キクイモの一重でシンプルな花びらは質素ともいえますが、その塊茎は困ったときの食料になったり、実は血糖値の上昇を抑えてくれる“イヌリン”が豊富であったりと、人知れず恩恵を与えてくれる存在でした。
そんな「キクイモ」に、人に知られないようにひそかにする善行という意味の「陰徳」という花言葉が付けられたのは決して偶然ではありません。
「キクイモ」の花を見かけたら、少しだけその存在に救われた歴史があることを想像してみてください。
「キクイモ」の花言葉「恵み」
「キクイモ」はその旺盛な繁殖力から現在では要注意外来生物に指定されています。
ですが、飢饉などの際にその生命力はまさに天からの「恵み」だったことでしょう。
また風水では黄色は「富」の象徴。
縁起のいいお守りとして、丈夫な「キクイモ」の花を飾ってみるのも良いかも知れません。
「キクイモ」の豆知識
健康にも効果のある「キクイモ」ですが、実はあまり日持ちがしない植物でもあります。
入手するには敷居が高かったのですが、近年その健康効果に注目が集まり、さまざまな加工食品も販売されるようになってきました。
「スーパーフード」とも呼ばれ血糖値の上昇の抑制や腸内環境の改善、高血圧の予防にも高い効果を発揮する「キクイモ」、見かけたら是非その効果を体験してみてみてください。
まとめ
「キクイモ」はキク科ヒマワリ属。
明るい黄色は見ているだけでも元気が貰えそうです。
栽培には注意が必要ですが、「キクイモ」の持つ力強く素朴な美しさを是非日常へ取り入れてみてください。
