「オナガカンアオイ」は、ウマノスズクサ科カンアオイ属の多年草です。
日本固有種で、九州の宮崎県にのみ自生がみられ、低山地の林下に生育します。
花は黒紫色で、3枚の萼片は、先が細く長く延びる独特な形をしています。
花期は4月から5月です。
今回は、「オナガカンアオイ」の花言葉について解説します。
「オナガカンアオイ」の花言葉
「秘められた恋」「諦めきれない思い」「後ろ髪を引かれる」です。
カンアオイ属に共通する花言葉を含みます。
意味深な言葉のため、贈る時は言葉を足して、意図を明らかにすると良いでしょう。
乱獲で絶滅危惧種になっているため、野生個体の採取は厳禁です。
「秘められた恋」
カンアオイ属共通の花言葉です。
葉は大きく立派ですが、花色は地味で根元に隠れるように咲く事が由来です。
秘めている時は、恋の楽しい時期とも言えます。
実際に付き合い始めると、相手の本当の姿が見えて来て、折り合いをつけなければいけない事もあります。
一方、深く知った事で分かる魅力や楽しみもあるでしょう。
どちらかが本当で、どちらかが嘘、というよりも、両方をそれぞれ楽しめる気持ちが重要です。
事実だろうと思い込みだろうと、あなたの心が動いた事は現実なのです。
この花言葉は、スマホの壁紙などにして、自分の心を都度見つめ直すのに向きます。
「諦めきれない思い」
「オナガカンアオイ」は、「尾長寒葵」と書き、端の長い萼片を長い尻尾に喩えたものです。
この姿を、何かを諦めても諦めきれず、長く残る気持ちに喩えた花言葉です。
絶滅危惧種になっている現状も、意味が合います。
恋愛をイメージしやすいですが、必ずしもそればかりではありません。
夢や目標が、達成できず、それでも続けたい、といった時も当てはまります。
見切りを付けて他に取り組むのも生き方の1つです。
大切なのは、自分と違う方を選んだ人に対し、愚かだ、意気地がない、などと非難する事でしょう。
人は、自分が選んだ選択なら、ある程度納得して進めます。
その分を差し引いて考えなければ、単に嫌な事を言う人、というだけで、あなたが見切りを付けられるだけでしょう。
何かしら、諦めず取り組んでいる夢などがある時に向く花言葉です。
「後ろ髪を引かれる」
こちらも「尾長」の形から付いた花言葉です。
思い切って断ち切ったつもりでも、後ろに伸ばした髪を引っ張られるように、つい振り返ってしまう、心が残る様子です。
諦めた夢を、ふと思い出す事があるでしょう。
相手がある事ならともかく、そうでないなら再開に遅いも早いもありません。
それでも上手くいかないなら、また休止すれば良いのです。
休止の方法も、再開の方法も経験済みなら、ずっと上手くやれるでしょう。
まとめ
「オナガカンアオイ」は、ウマノスズクサ科カンアオイ属の多年草です。
花言葉は「秘められた恋」「諦めきれない思い」「後ろ髪を引かれる」です。
行動の指針にもなる、花言葉を是非参考にして下さい。