「オオレイジンソウ」は、キンポウゲ科トリカブト属の多年草です。
海外では中国、朝鮮半島、ロシア、国内では中部地方以北に分布し、亜高山帯の湿り気の多い草地に生育します。
花は淡黄色で、連なって下から咲きます。
細長い部分は萼片で、花期は7月から8月です。
今回は、「オオレイジンソウ」の花言葉について解説します。
「オオレイジンソウ」の花言葉
「厭世家」「風情」「雅やか」「音楽」です。
意味深な意味も混じりますが、カードなどで言葉を限定すると誤解がありません。
野生個体を気軽に採取できるような花ではありませんが、画像などの形で贈る事は可能です。
「厭世家」
有毒として知られる「トリカブト」と同属で、同じく有毒である事から付いた花言葉です。
人知れず山の中で咲く様子も意味が合います。
必死に努力して出世し、大業を成し遂げるよりも、早々に一線から退いて悠々自適に暮らしたいというのは、昨今理想とされる生き方の1つとされています。
厭世的とも見えますが、会社の仕事以外「世」と繋がる方法がなかった時代とは、「世」の意味が違っているのです。
この花言葉は、誰かに贈るにはあまり向きません。
創作で、隠者として暮らす武芸の達人や、軍師キャラクタのイメージには使えます。
「風情」
「オオレイジンソウ」の「レイジン」とは「麗人」ではなく、「伶人」と書きます。
これは、舞楽を演奏する人の事で、花の形が彼らのかぶる帽子に似ている事から付いたものです。
古墳時代の昔から連なる芸能としてのイメージで、この花言葉が付いています。
スマホの待ち受けにして、四季の流れなどを意識し、「風情」を感じるのも良いでしょう。
「雅やか」
舞楽で演奏される音楽は雅楽に分類され、その伝統的で雅やかなイメージを表す花言葉です。
「雅」は、趣があるだけでなく、気高さや優美さも伴う、多分に貴族的なものです。
現在は落ち着いたイメージが伴いますが、当時としては最先端の派手で華やかな風情として扱われた事でしょう。
上品さと華やかさを持つ人へ贈り、好意を伝えるのに向きます。
「音楽」
雅楽のイメージから付いた花言葉です。
「音楽」との向き合い方は様々です。
演奏会やコンサートで聴く事もあれば、何となく流すBGMにしたり、演奏者として自分で奏でる事もあるでしょう。
流行から離れた時、自分の「音楽」が見えて来る事もあります。
まとめ
「オオレイジンソウ」は、キンポウゲ科トリカブト属の多年草です。
花言葉は「厭世家」「風情」「雅やか」「音楽」です。
自分を見つめ直すきっかけにもなる、花言葉を是非参考にして下さい。