「オオユキノハナ(大雪の花)」は、ヒガンバナ科マツユキソウ属の多年草です。
「グレーター・スノードロップ」の英名が付きます。
ヨーロッパ南部から西南アジア原産の園芸品種で、明治期に渡来し帰化しました。
花は下向きに咲き、白い花弁のうち、短いものに緑の斑紋が付きます。
花期は1月から3月です。
今回は、「オオユキノハナ」の花言葉について解説します。
「オオユキノハナ」の花言葉
「慰め」「希望」「再び訪れる希望」です。
「マツユキソウ(待雪草)」の花言葉と一部重複します。
良い意味の言葉が揃い、贈り物に向きます。
「慰め」
旧約聖書の、アダムとイブの楽園追放に関わる逸話が元になっています。
知恵の実を食べた罪でエデンを追われたアダムとイブが、地上を彷徨っていた時の事です。
ようやく定住出来そうな場所が見つかったと思ったのも束の間、雪が降り始めました。
初めて迎える冬と、大地を覆ってしまう雪に、2人は全ての命が息絶えるのかと絶望します。
これを見た天使が、雪を花に変え、彼らを慰めました。
希望を取り戻したアダムとイブは冬を乗り切り、春を迎えられた、というものです。
「慰め」という花言葉は、ここから連想されています。
尚、旧約聖書にはこういった描写はなく、後世の外伝的なお話です。
何かしら辛い事があり、気持ちが沈む時、「オオユキノハナ」を眺めるのも良いでしょう。
「希望」
楽園追放の逸話から連想出来る花言葉です。
雪の中で咲き、春の訪れを予感させる性質も、意味が合います。
物事は「希望」を持って取り組む事が必要です。
「どうせ出来ない」「こんな事は役に立たない」と思ってやっても、良い結果にはなりません。
期待し過ぎて裏切られるのが辛い、という考え方もありますが、「希望」をしっかり持って取り組んだ事は、望んだ結果にならなくても学びがあり、後を引く後悔にはならないものです。
自宅に飾り、より良い日々を願うのに合います。
「再び訪れる希望」
夏を待たず地上部が枯れ、再び秋に芽が出る性質から付いた花言葉です。
花弁に付く緑色の斑紋が、しばしば2つになる事も意味が合います。
希望をもって取り組んだ事は、上手くいかなかったとしても、次の希望を持ちやすいものです。
こうして小さな希望を繋げて行く事で、大きな仕事も成し遂げられるのです。
まとめ
「オオユキノハナ」は、ヒガンバナ科マツユキソウ属の多年草です。
花言葉は「慰め」「希望」「再び訪れる希望」です。
自分のやる気も盛り上げてくれる、花言葉を是非参考にして下さい。