「オオムラサキツユクサ」はツユクサ科ムラサキツユクサ属の花です。
ムラサキツユクサと混同されることが多いうえ、情報が錯綜しているので実態がつかみにくい花のひとつ。
しかし大きさ2. 5〜5cmほどで3枚の花びらを持つ、鮮やかな紫色の花は野にあっても目立つものです。
少数ですが白、ピンク、マゼンタ、すみれ色のものもあります。
「オオムラサキツユクサ」の花言葉
「オオムラサキツユクサ」の花言葉は主に2つ。
まず一つ目は「ひとときの幸せ」です。
これは「オオムラサキツユクサ」の花が一日花(寿命が一日しかない花)であることからきているといわれています。
例えばカフェや茶屋、東屋、公園といったちょっとした憩いの場、休憩スペースにはぴったりのものでしょう。
またポジティブかつ汎用性の高いものなので、自宅や庭、自室などどこに置いても合うという点も嬉しいところ。
一方、「尊敬しています」という花言葉もあります。
こちらは花を次々と咲かせ、長く人の目を楽しませるだけの生命力があることからきているとされており、文字通り尊敬している人に贈るにはぴったり。
ただし姿形がよく似ているムラサキツユクサには「尊敬しているが恋愛ではない」という花言葉があるので、恋心を抱いている相手に間違って贈ってしまわないようご注意を。
なおムラサキツユクサよりはマイナーではありますが、入手性は山野草としては悪くない方です。
「オオムラサキツユクサ」の豆知識
「オオムラサキツユクサ」は北アメリカ原産の一年草です。
昭和時代に観賞用として日本に持ち込まれましたが、今では人の手から逃げ出したものが各地で野生化しています。
草丈は5〜35cmほどで、開花期は6〜9月。
名前に反し、ムラサキツユクサよりもサイズは小さいです。
なお「オオムラサキツユクサ」の萼には毛が生えている一方、ムラサキツユクサの萼には毛が生えていないという違いもあります。
また「オオムラサキツユクサ」とムラサキツユクサの交配種もあるようで、こちらも「オオムラサキツユクサ」と呼ばれることがあるので注意が必要です。
なお「オオムラサキツユクサ」の育てやすさは環境さえ整えてやれば上々。
日当たりと水はけの良い場所で、肥料を与え過ぎないようにして育てると良いです。
まとめ
「オオムラサキツユクサ」の花言葉は「ひとときの幸せ」「尊敬しています」などです。
これらはその花が一日花であることや、次々と花を咲かせる生命力を持つことからきています。
また花の色は名前通り紫が主。
しかし少数ながら白、ピンク、マゼンタ、すみれ色のものもあります。