「オオマルバノホロシ」はナス科ナス属の多年草です。
オゼナスと呼ばれることもあります。
比較的冷涼な地域の川沿い、沼地、湿原などジメジメした環境を好む種で、草丈は30〜70cmほど。
また8〜9月になると星型で紫色の花を咲かせます。
花が終わった後はミニトマトによく似た鮮やかな赤色の果実を付けますが、有毒であり食べられません。
「オオマルバノホロシ」の花言葉
「オオマルバノホロシ」に花言葉は与えられていません。
「オオマルバノホロシ」は人との関わりが非常に少ない種であるうえ、京都府や兵庫県では絶滅危惧Ⅰ類。
岩手県や千葉県などでは絶滅危惧Ⅱ類に指定されるほど個体数も少ないので、今後も花言葉が与えられる望みは薄いといえるでしょう。
無論、市場に出回ることは極めて稀です。
それはさておき、「オオマルバノホロシ」に花言葉を与えるなら「騙されない」「あなたを欺かない」などが良いでしょう。
これらは同じナス科ナス属の仲間であるマルバノホロシと同じものです。
なお、マルバノホロシにこれらの花言葉が与えられた理由については何も分かっていません。
またマルバノホロシの花は「オオマルバノホロシ」のそれによく似ていますが、果実は不透明な「オオマルバノホロシ」のものと違い若干の透明感があります。
なおマルバノホロシの果実もやっぱり食べられないのでご注意を。
ちなみに「騙されない」「あなたを欺かない」といった花言葉は「浮気をすることなくあなたを一途に愛します」と示したい時や信用が大事な仕事をする場所、お店、銀行などに向いているでしょう。
「オオマルバノホロシ」の豆知識
「オオマルバノホロシ」は本州、北海道、ロシアなどに分布しています。
尾瀬に生えているものはオゼナスと呼ばれることがありますが、果実は先述の通りミニトマトに近いものです。
ただし個体によっては細長い果実を付けることもあります。
余談ですが私たちが普段食用としているトマトもナス科ナス属の仲間。
他にもツノナス(キツネナス、フォックスフェイス)やジャガイモなどナス科ナス属の仲間は多くありますが、特にヤマホロシ、ヒヨドリジョウゴとは近い仲間の関係にあります。
ちなみにヤマホロシやヒヨドリジョウゴも鮮やかな赤い果実を付けますが、これらもやはり食べられません。
まとめ
「オオマルバノホロシ」に花言葉は与えられていませんが、与えるとするなら仲間のマルバノホロシと同じ「騙されない」「あなたを欺かない」などが良いでしょう。
また「オオマルバノホロシ」の花は紫色で星形のものです。
花の後にはミニトマトに似た赤い果実を付けますが、見た目に反し有毒なのでご注意を。