「オオシマノジギク」は、キク科キク属の多年草です。
日本固有種で、屋久島や奄美諸島に分布し、海岸地帯に生育します。
ここでいう「オオシマ」は、奄美大島を指します。
花は一重のキクで、頭花の花茎は3cmほど、花弁(舌状花)は白、中央の筒状花は黄色で、花期は11月から12月です。
今回は、「オオシマノジギク」の花言葉について解説します。
「オオシマノジギク」の花言葉
「真実」「誠心誠意」「生命力」です。
良い意味の言葉が揃い、贈り物に向きます。
「真実」
「ノジギク(野路菊)」に共通する花言葉です。
飾り気のない素朴な花ですが、それだけにごまかしがなく「真実」がある、という由来です。
「真実」とは、パッと見たものと違う、奥底の本当の部分といったニュアンスが出ますが、それも一面的な見方です。
表向き良い人で、ごく稀に意地悪なところを見せるなら、そういう2面がありトータルでは良い人というのが「真実」であって、「真実」は意地悪な人、とはならないのです。
この花言葉は、何かしら「真実」の気持ちを伝える時、添えるのに向きます。
「誠心誠意」
白い「キク」の花言葉は「誠実」ですが、強い日差しと激しい台風の直撃にも耐える「オオシマノジギク」には、より強い気持ちが伴う花言葉が付きます。
「誠心誠意」尽くす気持ちは、行動によって表されるものです。
誠実さや誠意といったものを、言葉にして主張する人は、割り引いて考えなければいけません。
誰かが誠実であるとか、誠意があると思うのは、それを見る人の評価であり、自分で言うものではありません。
この花言葉は、スマホの待ち受けなどにして、誠意を持って人と接しているか、都度自分を省みるのに良いでしょう。
「生命力」
キク科の植物は丈夫で、どこにでも蔓延る「生命力」を持ちます。
「オオシマノジギク」は特に、灼熱の南国の海辺で台風が直撃する地域という、苛酷な環境で生きるパワフルな性質があり、この花言葉とよく合います。
「生命力」の有無を判断するのは、案外難しいものです。
弱々しく見えても、何だかんだ生き残る者は、生き抜く力があったと言えますが、単なる偶然の可能性もあります。
偶然はしかし、それを活かす力があって、初めて幸運として役立つのです。
この花言葉は強い「生命力」で元気に過ごして欲しい気持ちを伝えるため、子供へ贈るのに向きます。
まとめ
「オオシマノジギク」は、キク科キク属の多年草です。
花言葉は「真実」「誠心誠意」「生命力」です。
大切な人への気持ちも乗せられる、花言葉を是非参考にして下さい。