「アキレア・シビリカ」は、キク科アキレア属の1品種です。
ロシア原産で、「シビリカ」はシベリアが語源です。
草丈60cmほどで、花はピンク色、花期は6月から9月です。
今回は、「アキレア・シビリカ」の花言葉について解説します。
「アキレア・シビリカ」の花言葉
「戦い」「治療」「真心」「君の微笑み」です。
意味深な言葉が混じりますが、カードなどで伝える言葉を限定すると誤解がありません。
「戦い」
古代ギリシャ神話の英雄アキレウスが、アキレアを薬草として使った事から付いた花言葉です。
人生は様々な戦いに満ちています。
他人との衝突がないとしても、内心で複数の考えが争う事もあるでしょう。
問題になるのは、「負けられない戦い」と考えてしまう事です。
古来、戦いにおいて、相手を完全に打ちのめしてしまう事は、極めて稀な事でした。
誰かと「戦い」になっても、落としどころや、譲歩の余地は考えておきましょう。
「戦い」を仕掛けているように伝わるため、誰かに贈るにはあまり向きません。
創作の雰囲気作りには良いでしょう。
「治療」
薬草としての性質から付いた花言葉です。
どんな薬も、怪我や病気を直接治すものはありません。
最後は、あくまで身体の治癒力の仕事です。
傷ついた誰かを慰める時も、自分でしてやれる事はそう多くはないと自覚する方が、上手くいくものです。
お見舞いの花や、気分が落ち込んでいる人への贈り物に向きます。
「真心」
「真心」からの同情が、人の治療に役立つという連想で付いた花言葉です。
ピンクの花を、心の色としても意味が合います。
普通の心と「真心」の間に何か差があるかと言えば、本質的な差はありません。
ただ、どれだけ隠し事なく外に出したか、というだけです。
従って、自分の「真心」とは何か、真実の心は、と、考えていくと煮詰まってしまいます。
この花言葉は、恋の告白などに添えるのに向きます。
「君の微笑み」
可憐な花の姿から付いた花言葉です。
可愛らしい花は、人に微笑みかけているように感じられます。
実際には、受粉のため昆虫などを引き寄せるのですから、人間相手ではないにせよ、笑顔を見せているという認識は間違いないでしょう。
笑顔が魅力的な恋人へ贈るのに向く、花言葉です。
まとめ
「アキレア・シビリカ」は、キク科アキレア属のロシア原産の品種です。
花言葉は、「戦い」「治療」「真心」「君の微笑み」です。
調子を悪くした人も慰められる、花言葉を是非参考にして下さい。