多くの花をつける「ガウラ」は、アカバナ科マツヨイグサ属の多年草です。
以前は「ガウラ」属とヤマモモ属がありましたが統合されました。
色によりヤマモモソウ、ハクチョウソウと呼び分ける事もあります。
北アメリカ原産で、花期は5月から10月です。
今回は、「ガウラ」の花言葉について解説します。
「ガウラ」の花言葉
「行きずりの恋」「負けず嫌い」「可憐な少女」「神秘」の他、いくつかの花言葉が付いています。
良い意味のものが多いですが、恋愛と別れを暗示させるものも含まれる為、相手に合わせて使う必要があります。
「行きずりの恋」
「ガウラ」の別名がハクチョウソウは、漢字にするうと「白蝶草」となります。
白い蝶がひらひら花から花へと飛ぶイメージで付いた花言葉です。
「舞姫」という花言葉も、蝶の姿から連想出来る他、森鴎外の小説『舞姫』とも共通しそうです。
恋という言葉がついていますが「行きずり」とは、道を歩いてすれ違う一瞬の間の事で、ごく短い時間を指します。
別れを強く暗示させるため、恋人に贈るような花言葉ではありません。
別れ際に贈る事は考えられますが、「最初から遊びのつもりだったのでは」と思われてしまい、共通の友人がいれば悪い噂としてすぐ広まってしまうでしょう。
「負けず嫌い」
花茎を長く伸ばす様子からついた花言葉です。
「我慢できない」という、意味の近いものもあります。
負けるのが嫌で常に頑張り結果を出す友人や同僚に贈るのに向く花言葉です。
粘りのあるプレイを見せるスポーツ選手へのファンレターに添えるのも良いでしょう。
自分の家で育て、他人に負けない闘争心を培うのにも合っています。
向いていないのは、関係の浅い相手です。
内面に触れる花言葉なので、「私の何を知っているのだろう?」と、違和感を持たれてしまいます。
また、負けるという事があり得ない圧倒的強者相手も、違和感があります。
「可憐な少女」
花の可憐な姿から付いたものです。
「清楚」「繊細な心を傷つけない」というニュアンスの近い花言葉もあります。
学生時代なら告白のメッセージに添えたり、恋人に贈るのも良いでしょう。
ティーン向けのファッションアイテムの商品イメージとしても使えます。
逆に向いていないのは、男性と大人の女性全般です。
年齢要件を満たせば、可憐であるかどうかは主観なので、あなたがそう思い、相手が受け入れるならば問題ありません。
「神秘」
芋虫から蝶に姿を変える蝶は、正に自然の神秘を感じさせます。
また、ヒラヒラと定まらない花のイメージからも連想できる花言葉です。
神秘性を感じさせる友人の他、自然科学にせよオカルトにせよ、人類や宇宙の神秘に関わる仕事をしている人に向く花言葉です。
宝石や占いグッズの商品イメージにも合います。
逆に向いていないのは、神秘性を理解出来ない「非科学的だ」と否定するタイプの人です。
こういう人は、科学に理解が深い人とは別の分類になるので注意が必要です。
まとめ
街を歩く時、「ガウラ」を見かける事もあるでしょう。
花言葉を知っていれば、それを植えた人の気持ちにも思いを巡らせる事ができます。
日常に彩りを足してくれる、花言葉を是非心に留め置いて下さい。
