「美の秘密」という花言葉の花は、ミステリアスな美しさのある人へ贈り、好意を伝えるのに向きます。
「その美しさの秘密を教えて欲しいものだ」といったニュアンスです。
また、容姿の美しさ以外に、卓越した技法で美しい芸術作品を作る芸術家や、芸術的とも言える完璧な仕事が出来る有能な人にも意味が合います。
「美の秘密」の花言葉を持つ花
「美の秘密」という花言葉を持つ花について、見ていきましょう。
「赤いプリムラ」
サクラソウ科サクラソウ属の赤花品種です。
「プリムラ」は、早春から他の花に先がけて咲きます。
日射しは弱く、おおよそ熱と呼べるものが乏しい時期、情熱を感じさせるような赤い花が咲くのです。
その不思議さから、「美の秘密」という花言葉が付きます。
「後援のない功績」も、同じ由来です。
他に「永続する愛情」「富貴」「運命を開く」「可憐」「うぬぼれ」などがあります。
美しさにオリジナリティがある人へ贈るのに向きます。
「美の秘密」と似た意味の花言葉を持つ花
「美の秘密」に似た意味の花言葉を持つ花は、複数見られます。
「オレンジのラナンキュラス」
キンポウゲ科キンポウゲ属の上を向いたカップ型の花です。
「ラナンキュラス」には、古代ギリシャ神話に由来話があります。
昔、2人の青年が同じ少女に恋しました。
彼女に選ばれなかった方の青年「ラナンキュラス」は、自分の思いは秘密にしたまま彼らを祝福し、失意のまま一生を終えました。
彼の墓から生えたのが黄色、またはオレンジの「ラナンキュラス」の花だった、というものです。
これに「ラナンキュラス」が、雄しべを隠すように咲く事も合わせ「秘密主義」という花言葉が付きます。
他の花言葉に「輝く魅力」「光輝を放つ」「魅力ある金持ち」などがある事から、美しさや魅力も合わせ、「美の秘密」に近い花言葉と言えるでしょう。
「ミモザ(アカシア)」
マメ科アカシア属の総称で、黄色い花を咲かせます。
ネイティブ・アメリカンは、この可憐な花を、意中の相手へ想いを告げるために贈ったとされます。
言葉にせず、周囲にも明かさない、控えめな想いのイメージで付いた花言葉が「秘密の愛」です。
「恋をすると美しくなる」としばしば言いますが、その恋愛が知られていないと、周囲の人はただただ「美の秘密」を不思議に思うのです。
他の花言葉は「優雅」「友情」「純潔な恋」「愛情」「気まぐれな恋」です。
秘密の恋愛を表す花言葉としては、「マーガレット」に「心に秘めた愛」、「イキシア」に「秘めた恋」、「ホトトギス(杜鵑草)」に「秘めた思い」があります。
まとめ
「美の秘密」という花言葉を持つ花は「赤いプリムラ」です。
似た意味の花言葉を持つ花として「オレンジのラナンキュラス」「ミモザ」「マーガレット」「イキシア」「ホトトギス」があります。
ミステリアスで美しい人や、卓越した芸術家などへ贈るのに向きます。