「燃ゆる」とは、「燃える」の文語的表現で、基本的に意味は同じですが、古風な印象が付きます。
昔の日本人は世界が狭く、その分何かに思いを向ける時は、集中して深いというイメージがあります。
このため「燃ゆる思い」という花言葉の花は、恋人へ深い愛情を伝える贈り物に良いでしょう。
何かしら情熱を燃やす物事に取り組むため、自宅に飾っても合います。
「燃ゆる思い」の花言葉を持つ花
「燃ゆる思い」という花言葉を持つ花について、見ていきましょう。
「トキワサンザシ(常盤山査子)」
バラ科トキワサンザシ属の常緑樹で、白い花と赤い果実をつけます。
学名の「ピラカンサ」は、古代ギリシャ語の「ピロ(炎)」「アカンサ(トゲ)」から出来ています。
たわわに実る赤い果実から炎をイメージして付いたのが、「燃ゆる想い」という花言葉です。
他の花言葉は「慈悲」「防衛」「快活」「愛嬌」「美しさはあなたの魅力」です。
感情豊かで美しい人へ贈るのに向きます。
「サルビア(緋衣草)」
シソ科サルビア属の花で、花色は主に赤です。
直立した赤い花茎を、赤い花が埋め尽す様子を炎に喩えた花言葉が「燃ゆる想い」です。
他の花言葉には「良い家庭」「家族愛」「知恵」「賢さ」「エネルギー」「尊敬」「恋情」「全て良し」などがあります。
家族のためなら我が身を省みず何でも出来るという、愛情深い友人へ贈るのに向きます。
「燃ゆる思い」と似た意味の花言葉を持つ花
「燃ゆる思い」に似た意味の花言葉を持つ花は、多数見られます。
「ミズタガラシ(水田芥子)」
アブラナ科タネツケバナ属の、水辺に咲く白い花です。
花は可愛らしく、むしろ控えめですが、水中で茎を旺盛に伸ばして広がるパワフルな性質と、葉がハート型である事を合わせて、「燃える愛情」「情熱的」という花言葉が付きます。
他に「燃ゆる思い」に近い花言葉としては、「サボテン」に「燃える心」、「ヤマツツジ」「リアトリス」「ジャーマンアイリス」に「燃える思い」などが付きます。
まとめ
「燃ゆる思い」という花言葉を持つ花は「トキワサンザシ」「サルビア」です。
似た意味の花言葉を持つ花として「ミズタガラシ」「サボテン」「ヤマツツジ」「リアトリス」「ジャーマンアイリス」などがあります。
深い愛情を伝えるために贈ったり、自分の気持ちを奮い立たせるため飾るのに良いでしょう。