「母への愛」という花言葉の花は、母親への愛情や感謝を伝えるメッセージになります。
母の日や、誕生日に贈るのに向きますが、イベントにこだわらず、気持ちとして素直に伝えるのも良いでしょう。
きっと喜んでくれる筈です。
「母への愛」の花言葉を持つ花
「母への愛」という花言葉を持つ花について、見ていきましょう。
「赤いカーネーション」
ナデシコ科ナデシコ属の「カーネーション」の赤花品種です。
ラテン語の「インカーネイション(肉色)」が語源という説がある通り、赤が主要な色です。
母の日の贈り物の定番で、情熱や愛情をイメージさせる赤い色と合わせ「母への愛」という花言葉が付きます。
他の花言葉は「母の愛」「深い愛」「敬愛」「感嘆」「哀れみ」「あなたに会いたくてたまらない」などです。
母親に贈るのに特化した花言葉が多く、多少悪い意味の言葉が混じっていますが、特に気に留められないでしょう。
恋人や配偶者に贈るには向きません。
父親にせよ母親にせよ、親のようでいて欲しいというのは、「一方的に甘えさせて欲しい」という意味に解釈され、好まれません。
「母への愛」と似た意味の花言葉を持つ花
「母への愛」に似た意味の花言葉を持つ花は、複数見られます。
「サルビア」
シソ科サルビア属の花で、主に赤い花です。
ハーブとして利用される「セージ(コモン・セージ)」と同属のため、薬効などで家族を健康に保つという意味の「家族愛」が付きます。
また「セージ」は「賢者(セージ)」と同じ綴りである事から「尊敬」という花言葉もあります。
「尊敬」と「家族愛」を向ける相手で、一番身近なのはやはり母親でしょう。
「母への愛」と近い花言葉と言えます。
他の花言葉は「良い家族」「エネルギー」「知恵」「恋情」「全て良し」などです。
恋人に贈っても間違いではありませんが、プロポーズと思われる可能性が高いので、まだその段階ではないなら、カードなどで言葉を限定すると良いでしょう。
「ウォールフラワー(エリシマム)」
アブラナ科エゾスズシロ属の赤や黄色の花です。
ヨーロッパの土壁の上などに咲く事から「ウォールフラワー(壁の花)」の名が付いています。
昔、駆け落ちしようとした男女が、ウォールフラワーを抜け出す日の合図にしたところ、壁から下りる時に転落して命を落とした、というエピソードがあります。
ここから付いた花言葉が「愛の絆」です。
親子の愛は、打算ではなく愛情によって結ばれたものですから、「母への愛」はその片側を表すものと言えるでしょう。
他の花言葉は「逆境にも変わらない愛」「好奇心」「永続きする美」などです。
母以外に、恋人へ贈るのにも向きます。
「今後何があっても」という程度に考えれば、実際に逆境はなくても問題ありません。
これ以外では「ストック」「ツキヌキニンドウ」に「愛の絆」という花言葉が付いています。
まとめ
「母への愛」という花言葉を持つ花は「赤いカーネーション」です。
似た意味の花言葉を持つ花として「サルビア」「ウォールフラワー」「ストック」「ツキヌキニンドウ」があります。
母の日に向いた花ですが、それ以外の場面でも遠慮せず贈ると喜ばれるでしょう。