「控えめ」はあまり行動したり主張したりしない様子や、何かの程度や量が少ないことを指します。
控えめな性格の人が社会においてどう扱われるかは国や地域、時代によって違いますが、日本では古くから控えめであることは良いことだとされてきました。
特に女性にとってはそうで、理想的な日本人女性を表す大和撫子(やまとなでしこ)も奥ゆかしい性質を持っているとされています。
また控えめな性格の人は自己主張がしにくい分損をすることもあるかもしれませんが、全体的に人間関係に関するリスクは低いようです。
「控えめ」の花言葉を持つ花
「控えめ」を表現するのに使えそうな花のうち、比較的知名度の高いものや入手性の良いものをご紹介します。
「ツバキ」
ツバキは仲間のサザンカと共に冬の代表的な花として知られています。
分類はツバキ科ツバキ属で、赤、ピンク、白などで気品ある花を咲かせます。
また花の後にできる果実からは椿油を採ることができ、それはヘアオイル、食用油、木製品のツヤ出し、日本刀の磨き油などとして利用可能です。
花言葉は「控えめな優しさ」「控えめな素晴らしさ」「控えめな美」「控えめな愛」「気取らない優美さ」「謙虚な美徳」など。
全体的に謙虚さに関わるものが多いですが、それはツバキの花がゴージャスな見た目であるのに反し、香りがほとんどしないことからきています。
「白いヒヤシンス」
ヒヤシンスは春の花として人気あるもののひとつです。
チューリップやムスカリなどと共に花壇を彩っているところを見かけることも多いでしょう。
草丈20cmほどと扱いやすいサイズであるうえ、花色も紫、青、ピンク、白、黄色、赤など非常に豊富。
そのうえ室内での水耕栽培も可能、切り花にしても長持ちしやすいなどの強みもあります。
ヒヤシンス全般の花言葉は「スポーツ」「ゲーム」「遊び」「悲しみを超えた愛」など。
これらは「控えめ」とはあまり関係ないものですが色別の花言葉もあり、白いヒヤシンスには「控えめな愛らしさ」「心静かな愛」という花言葉があります。
ツバキの花言葉よりも使える範囲は狭いですが、花をギフトとして贈るならこちらの方がやりやすいでしょう。
「控えめ」と似た花言葉を持つ花
例えば「謙虚」という花言葉を持つ花が似たように使えます。
そしてそのような花はキンモクセイ、コスモス、スミレ、ライラックなどです。
恋愛に使うなら「真実の愛」という花言葉もあるキンモクセイ、女性が使うなら「乙女の真心」という花言葉もあるコスモス、慎ましい暮らしや日常の幸福を表現したいなら「小さな幸せ」や「慎み深さ」などの花言葉もあるスミレ、若者が使うなら「初恋の感動」や「若者の無邪気さ」といった花言葉もあるライラックが向いています。
まとめ
「控えめ」やそれに類する花言葉を持つ花はツバキと白いヒヤシンスです。
また似た花言葉を持つ花としてはキンモクセイ、コスモス、スミレ、ライラックなどがあります。