「不幸な愛情」の花言葉を持つ花とは?似た花言葉を持つ花まで徹底解説

「不幸な愛情」の花言葉を持つ花とは? 逆引き

「不幸な愛情」という花言葉の花は、想定外の出来事で愛情を失った友人へ贈り、慰めるメッセージになります。

但し、「勝手に不幸と決めつけないで欲しい」と、反感を買う事もあるため、相手への理解が重要です。

不幸と愛情は、通常あまり組み合わさらない言葉ですが、その分印象深く、創作には向いています。

身分や立場違いの相手と結ばれる場面に、その後の暗示として描写する、といった使い方ができます。

「不幸な愛情」の花言葉を持つ花

「不幸な愛情」という花言葉を持つ花について、見ていきましょう。

「スカビオサ(松虫草)」

スイカズラ科スカビオサ属の白や紫の花です。

小花が中央に集まり、周囲を花弁が囲う形で、全体として1輪の花に見えます。

西洋の風習で、青や紫の花は夫を亡くした女性に贈るものとされていたため、「不幸な愛情」という花言葉が付いています。

他の花言葉は「私はすべてを失った」「失恋の痛手」「再起」「魅力」などです。

死別に限らず、恋愛や結婚が破局した友人へ贈るのに向きます。

「不幸な愛情」と似た意味の花言葉を持つ花

「不幸な愛情」に似た意味の花言葉を持つ花は、複数見られます。

「シダレヤナギ(枝垂柳)」

ヤナギ科ヤナギ属の落葉樹です。

特徴的な垂れ下がった枝を、落ち込んで俯く姿勢に喩えて、「愛の悲しみ」という「不幸な愛情」と近い花言葉が付きます。

『旧約聖書』で、バビロンへ囚われたユダヤ人が故郷を思い嘆く場面に描写された事も意味が合います。

他の花言葉は「見捨てられた愛」「我が胸の悲しみ」「素直」「独身主義」「勝利の祝賀」などです。

真逆の雰囲気の言葉が混じりますが、カードなどで伝える言葉を限定すると誤解がありません。

「愛の悲しみ」は、他に「ミソハギ(禊萩)」にも付きます。

「リンドウ(竜胆)」

リンドウ科リンドウ属の紫や白の花です。

薬草として利用される事から「悲しんでいるあなたを愛する」という花言葉が付きます。

不幸な人に向けられる愛情という意味で、「不幸な愛情」と近い意味になります。

他の花言葉は、「寂しい愛情」「苦悩」「的確」「勝利」「正義」「愛らしい」「誠実」などです。

「ソバ(蕎麦)」

タデ科ソバ属の作物で、日本蕎麦の原料になります。

救荒作物として利用された穀類です。

辛い時期の食べ物にしたり、年越しに食べて1年を振り返るというイメージから「喜びも悲しみも」という花言葉が付きます。

「不幸な愛情」は、愛情を感じた喜びや、それを失った悲しみが混在している言葉ですから、近い意味と言えるでしょう。

他の花言葉は「懐かしい思い出」「あなたを救う」「幸福」です。

失恋して落ち込む友人を元気付けるのに向きます。

直接株を贈る他、蕎麦屋に誘って一杯やるのも良いでしょう。

まとめ

「不幸な愛情」という花言葉を持つ花は「スカビオサ」です。

似た意味の花言葉を持つ花として「シダレヤナギ」「ミソハギ」「リンドウ」「ソバ」があります。

本来あまり組み合わさらない言葉なので、相手や場面を選びます。

創作で描写するなら、使いやすいでしょう。

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