「親切」という花言葉の花は、思いやりがあって親身になってくれる人へ、感謝や好意を伝えるメッセージになります。
子供の教育や、優先スペースのサインに添えても良いでしょう。
警戒心も必要ですが、「情けは人の為ならず」で、「親切」は巡りめぐって自分のためになるものです。
危険のない「親切」は、してあげるのも良いでしょう。
「親切」の花言葉を持つ花
「親切」という花言葉を持つ花について、見ていきましょう。
「カノコソウ(鹿の子草)」
オミナエシ科カノコソウ属の花です。
直径3mm程のごく小さい花が傘のように集まって咲きます。
花色は白から淡紅色で、花期は5月から7月頃です。
細かい花が集まる様子を「鹿の子絞り」の柄に喩えたのが、花名の由来です。
一方、春から咲き始める「オミナエシ」の仲間という事で、「ハルオミナエシ(春女郎花)」の別名もあります。
小花が集まり互いを助けているように見える姿、根や球根が「吉草根」という気分を落ち着かせる生薬として利用された事などから、「親切」という花言葉が付きます。
他の花言葉は「気さく」「真実の愛情」「適応力」などがあります。
他に「親切」を花言葉に持つ花としては、「カスミソウ(霞草)」「オミナエシ(女郎花)」「ネコヤナギ(猫柳)」「ベゴニア」「ブドウ(葡萄)」「ブルーベリー」などがあります。
「親切」と似た意味の花言葉を持つ花
「親切」に似た意味の花言葉を持つ花は、多数見られます。
「アルメリア(浜簪)」
イソマツ科アルメリア属の花で、小花が集まって玉状になります。
細い茎と合わせた姿が、別名の「ハマカンザシ(浜簪)」の由来です。
ごく小さい花が互いを思いやりながら1つの玉状の花を形成しているというイメージから「思いやり」「心遣い」「同情」「共感」という花言葉が付きます。
これらの気持ちが行動に表れたものが「親切」ですから、近い意味と言えるでしょう。
他の花言葉は「歓待」「滞在」「可憐」です。
ホテルのディスプレイなどに良いでしょう。
「アルストロメリア(百合水仙)」
ユリズイセン科アルストロメリア属の花で、花弁6枚のうち、3枚だけに付く縞模様が特徴的です。
「アルストロメリア」の名は、博物学者の「カール・フォン・リンネ」が、友人である「ヨーナス・アルストロレイマー伯爵」への献名として付けました。
アルストロレイマーは、ヨーロッパ人として最初にこの花を見つけ、リンネにサンプルとして贈ったのです。
ここから、「友情」「やわらかな気配り」という、「親切」と近い花言葉が付いています。
他の花言葉は「援助」「献身的愛情」「人の気持ちを引き立てる」「未来への憧れ」「小悪魔的な思い」「エキゾチック」「華奢」「幸い」「幸福な日々」「持続」「穏やかな生活」「機敏」です。
これ以外にも「心配り」「優しさ」など、近い意味の花言葉は多くあります。
まとめ
「親切」という花言葉を持つ花は「カノコソウ」「カスミソウ」「オミナエシ」「ネコヤナギ」「ベゴニア」「ブドウ」「ブルーベリー」です。
似た意味の花言葉を持つ花は、「アルメリア」「アルストロメリア」他多数あります。
他人に気を許せない昨今ですが、可能な「親切」はしたいものです。