「ヘデラ」はウコギ科キヅタ属の総称です。
英名は「アイビー」です。
主に「セイヨウキヅタ(西洋木蔦)」の呼び名になっています。
葉を観賞するために栽培されますが、手入れを怠ると隣家との境界を越えて広がり、壁にも這い上がり、跡を残します。
今回は「ヘデラ」の花言葉について解説します。
「ヘデラ」の花言葉
「破錠のない結婚」「不死」「友情」「誠実」などがあります。
いずれも良い意味ですが、関係性が浅い相手には重すぎる可能性があるため、距離感を考えて、伝える言葉を選びましょう。
「破錠のない結婚」
蔓が彼我を結びつけた後、木質化して容易にはちぎれなくなる事から付いた花言葉です。
「永遠の愛」という花言葉も同じ由来です。
プロポーズに添えたり、結婚後の愛情表現として贈るのに向きます。
但し、「離れない事だけが目的」という印象がやや含まれるため、熱烈な愛情を伝える花と合わせるなどの工夫も必要です。
当然、結婚がイメージできない関係の場合は合いません。
「不死」
常緑の葉や、しぶとく蔓が伸びてくるイメージから付いた花言葉です。
「不滅」「死んでも離れない」という花言葉も、同じ由来で付きます。
実際、壁などに這わせた場合、除去しても跡が残るので、ネットなどを設置しましょう。
誰かに贈るというより、取り扱い上の注意のような意味になっている花言葉です。
「友情」
蔓が結び付くイメージから付いた花言葉です。
「アサガオ」など絡みつくだけの植物とは違い、根を食い込ませる様子は、数十年過ぎても関係が続く「友情」そのものと言えるでしょう。
卒業などで離れる友人へ贈り、永遠の友情を誓うのに向きます。
但し、迂闊に植えると広がりすぎるので、花束に足す程度にしておきましょう。
鉢植えや植え付けは、園芸好きの友人に限ります。
「誠実」
こちらもしっかり結び付くイメージから付いた花言葉です。
人間同士の関係は、「誠実」さが重要です。
そもそも、「誠実」ではない相手と、関係を結ぶことは出来ません。
騙しだまされながら仲良くするというのは、創作の中だけの話で、現実の人間は不誠実な態度を取れば、修復はほぼ不可能です。
だからこそ、「誠実」な関係が結べている間柄が尊く貴重である、とも言えるのです。
「ヘデラ」の豆知識
「ヘデラ」の語源は古代ギリシャ語の「ヘデラ(葉が密集する、座る)」、ラテン語の「ハレレ(しがみつく、固執する)」が元になっています。
まとめ
「ヘデラ」の花言葉は「破錠のない結婚」「永遠の愛」「不死」「不滅」「死んでも離れない」「友情」「誠実」です。
少々癖のある花言葉が付く通り、迂闊に広げてしまわない工夫が必要な植物です。
植物との付き合い方も教えてくれる、花言葉を是非参考にして下さい。