緑黄色野菜としてよく知られる「ほうれん草」は、ヒユ科ホウレンソウ属の野菜です。
中央アジアから西アジア原産で、東西に分かれて伝わり、東洋と西洋で独自に発展していきました。
日本への渡来は江戸時代初期です。
花は花弁がなく、直立する花茎に集まり穂を形成します。
花が咲いた「ほうれん草」は固くなるため、味は落ちます。
今回は「ほうれん草」の花言葉について解説します。
「ほうれん草」の花言葉
「活力」「健康」といいます。
いずれも良い意味で、贈り物に向きます。
但し、口に入れるものとして贈る事になるため、ある程度親しい人相手に限りましょう。
「活力」
「ほうれん草」の栄養価の高さや、濃い緑色でピンと張った葉のイメージから付いた花言葉です。
昔のアニメーション『ポパイ』で、主人公の活力源になっていたというイメージも含まれます。
活力ある人は、自分だけでなく周囲にも元気を振りまきます。
隣で活力を見せられると、釣られてしまうものです。
何となく元気が出ない、何となくだるいというような場合、意図して動いてみる事で、気持ちが上向く事もあるでしょう。
一方、客観的な数字として既に長時間労働である時、無理に「活力」ある行動を目指す必要はありません。
疲れた時には疲れたように振る舞う事は大切です。
これが出来なくなると、自分の危険信号にも気づけなくなってしまいます。
「活力」という花言葉は、親しい人に「元気になって欲しい」という気持ちで贈るのに向きます。
「健康」
栄養価の高さで健康になるというイメージから付いた花言葉です。
実際、「ほうれん草」にはビタミンや鉄分が豊富に含まれます。
身体を作るのは蛋白質などですが、ビタミン類は調子を整え、鉄分は血液の元になります。
適度な運動は「健康」に大切ですが、不調で貧血気味ではそもそも動けません。
健康を下支えする野菜と言えるでしょう。
健康でいて欲しい家族や親しい人へ贈るのに向きます。
「ほうれん草」の豆知識
「ほうれん草」は生食に向かないとされています。
これは「シュウ酸(蓚酸)」が、他の野菜より多く含まれるためです。
結石などの原因とされていますが、極端に大量に食べるのでなければ、直ちに健康被害が出るようなものではありません。
どちらかというと、えぐみがあり味が落ちる事が主な理由です。
シュウ酸は茹でたり水に漬けておくことで減らせます。
まとめ
「ほうれん草」の花言葉は「活力」「健康」です。
贈る時はある程度親しい間柄の人に限りましょう。
生食に向かないのはシュウ酸が原因で、茹でたり水に漬ける事で減らせます。
植物との距離を近づけてくれる、花言葉を是非参考にして下さい。