カクトラノオはシソ科ハナトラノオ属の多年草です。
茎の断面が四角形に近い形をしているのでその名が付きました。
またカクトラノオは多数の別名を持ちます。
例を挙げればハナトラノオ、フィソステギア、ライオンズヘッド、フォルス・ドラゴンヘッド、オベディエント・プラントなど。
こんなにも多くの名前で呼ばれているのは人との関わりが深い証拠と言えるでしょう。
日本においても大正時代から今に至るまで園芸植物として親しまれており、花壇、公園、庭などでその姿を見ることができます。
花のカラーバリエーションは白、ピンク、紫などで、開花期は主に7~10月。
真っすぐ上に伸びる穂に多数の花を付けるという性質があり、また花の1つ1つは何かの生き物が口を開けているような形をしています。
「カクトラノオ」の花言葉
カクトラノオには「希望」「望みの達成」「成就」「輝かしい実績」「あなたとの約束」など、花言葉も多くあります。
これらは穂に付く花が下から順番に規則正しく咲く様から来たものです。
特に先端の花まで開花したものは目標達成・願望成就を連想させるとされており、苦労の末努力を実らせた人や大仕事を無事やり遂げた人に贈るにはぴったりと言えるでしょう。
また望みの達成や輝かしい実績を積み重ねることを祈って家や会社の花壇に植えるという使い方も考えられます。
「カクトラノオ」の豆知識
カクトラノオは市場での入手が容易なうえに、幼い子でも簡単に育てられるくらいの強さを持ちます。
環境によっては植えた後ほとんど放置してしまっても立派に育つくらいです。
暑さにも寒さにも強く、病気や害虫も簡単には寄せ付けないうえ、半日陰の環境にも立派に適応します。
とはいえ美しい花を楽しみたいなら日当たりの良い場所に植え、夏の暑い時期には乾燥しないよう水をたっぷりとあげるのが良いでしょう。
秋も終わる頃になってくると地上部が枯れるので一年草のように見えますが、主に地下茎で増える種類ですので特に何もしなくとも春になれば新芽が生えてきます。
もちろん、種で増やすことも可能です。
まとめ
カクトラノオはシソ科の多年草で、花壇や公園などでよくその姿を見ることができます。
とても丈夫なので、ほとんど誰でも栽培することができるくらいです。
穂に付く花が順番に咲く様が目標達成をイメージさせることもあり、「望みの達成」「輝かしい実績」「希望」などの花言葉を持ちます。
またハナトラノオ、フィソステギアなど別名も多いです。