「愛よ甦れ」という花言葉の花は、心が離れつつある恋人への、「愛情を取り戻したい」というメッセージになります。
日常に流され、配偶者へ愛情を感じられていない自分に言い聞かせても意味が合います。
愛情を感じられそうな姿の花が選べれば、一層気持ちは伝わりやすいでしょう。
「愛よ甦れ」の花言葉を持つ花
「愛よ甦れ」という花言葉を持つ花について、見ていきましょう。
「ツワブキ(石蕗)」
キク科ツワブキ属の多年草です。
花色は白、黄色、オレンジで、ややまばらな花弁(舌状花)を付ける一重のキクの姿です。
「フキ」に似た丸い葉を付けます。
寒冷地では、冬に地上部分が枯れますが、春には再び芽を出す性質から「愛よ甦れ」という花言葉がつきます。
他の花言葉は「困難に負けない」「先を見通す能力」「謙譲」「謙遜」などです。
転勤で遠距離恋愛になるなど、逆境で心が離れそうな恋人へ贈るのに向きます。
「愛よ甦れ」と似た意味の花言葉を持つ花
「愛よ甦れ」に似た意味の花言葉を持つ花は、多数見られます。
「黄色いスイセン」
ヒガンバナ科スイセン属の黄花品種です。
古代ギリシャ神話由来で「もう一度愛して欲しい」という花言葉が付いています。
昔、女神「ペルセポネ」は、永遠の純潔を誓いました。
ところが、その誓いを愛と美の女神「アフロディーテ」は許しません。
その後、ペルセポネが野に出た時、美しい「スイセン」を見つけました。
摘もうとした瞬間、大地が裂け黒馬に乗った冥界の王「ハデス」が現れるや、彼女をさらって冥界へ消えてしまいました。
アフロディーテは、ハデスに恋の矢を当てていたのです。
この時、ペルセポネが落とした「スイセン」は、「黄色いスイセン」となって咲き、これを彼女の母「デメテル」が見つけました。
その後、母が娘を探す物語に移っていくのです。
この引き裂かれた親子の気持ちが、花言葉の由来です。
他の花言葉は「私のもとへ返って」「愛に応えて」「感じやすい心」「気高さ」などがあり、いずれもこのエピソードが由来になっています。
「スズラン(鈴蘭)」
クサスギカズラ科スズラン属の多年草です。
花は白またはピンクのベル型です。
晩秋から地上部分を枯らして冬を越し、春に再び芽を出す性質から「幸福の再来」「幸福を取り戻す」という花言葉が付きます。
愛ある状態は幸福な筈ですから「愛よ甦れ」と近い花言葉と言えるでしょう。
他の花言葉は「愛の告白」「純粋」「純愛」「繊細」「希望」「優雅」「媚態」「コケットリー」「意識しない美しさ」などがあります。
他にも「変わらぬ愛」「明るい未来」「君を待つ」など、近い意味の花言葉が付く花は様々で、相手の好みなどに合わせて選べるでしょう。
まとめ
「愛よ甦れ」という花言葉を持つ花は「ツワブキ」です。
似た意味の花言葉を持つ花は「黄色いスイセン」「スズラン」他多数です。
言葉だけでなく、姿からも愛情を感じさせる花が選べれば、より気持ちが伝わるでしょう。