「崇高」とは、気高く尊い、崇めたくなるような人を指します。
「崇高」という花言葉の花は、気高い人へ尊敬を伝えるメッセージになります。
かなり大袈裟な言葉ですが、何かしら尊敬出来る人なら問題ありません。
人に恥じない行動が出来ているか、見つめ直すため部屋に飾るのも良いでしょう。
「崇高」の花言葉を持つ花
「崇高」という花言葉を持つ花について、見ていきましょう。
「モクレン(木蓮)」
モクレン科モクレン属の落葉樹です。
花は紅紫色で上向きに咲きます。
仏教の聖花とされる「ハス(蓮)」と似た花が、木に咲く事から付いた名です。
そこから「崇高」という花言葉も付いています。
他の花言葉は「崇敬」「威厳」「高潔な心」「自然への愛」「持続性」「忍耐」「恩恵」などがあります。
いすれも良い言葉なので、まとめて伝えても、相手に特に合う言葉を選んで強調しても良いでしょう。
「ヤマブキ(山吹)」
バラ科ヤマブキ属の落葉樹です。
花は赤みがかった黄色で、八重咲きが主ですが一重咲きもあります。
花の美しさや、金属として最も高貴な黄金をイメージさせる事から「崇高」という花言葉が付いています。
他の花言葉は「気品」「金運」「旺盛」「待ちかねる」です。
裕福で気品のある、地元の古くからの名士などへ贈るのに向きます。
金持ちでも、教養のない相手や、跡取りが頼りない人に対して贈ると皮肉になるので気を付けましょう。
これは「七重八重花は咲けども山吹の実の一つだになきぞ悲しき」という和歌に気付かなかった「太田道灌」が、己の教養のなさを恥じたというエピソードが由来です。
他に「崇高」という花言葉は「コウホネ(河骨)」「モミ(樅)」に付いています。
「崇高」と似た意味の花言葉を持つ花
「崇高」に似た意味の花言葉を持つ花は、多数見られます。
「オモト(万年青)」
キジカクシ科オモト属の多年草です。
花よりも葉を楽しむ観葉植物で、江戸時代以降幾度か流行し、高騰した時期もありました。
昔、「徳川家康」が江戸城に入城した祝いとして、家臣が「オモト」を贈ったという由来から、武家でしばしば大切にされました。
ここから「崇高な精神」という花言葉が付いています。
「崇高」は精神のありようを表す為、近い意味と言えるでしょう。
他の花言葉は「長寿」「長命」「母性の愛」「相続」「葬儀」と両極端ですが、縁起の良い植物だからこそ、どちらにも利用されるという理由です。
複数の花言葉は、相手の状況に合わせて使い分ければ問題ありません。
これら以外にも、「高貴」「気高さ」など「崇高」と近い花言葉を持つ花は多くあります。
まとめ
「崇高」という花言葉を持つ花は「モクレン」「ヤマブキ」「コウホネ」「モミ」です。
似た意味の花言葉を持つ花は「オモト」他多数です。
誰かに贈るにも、自分の心がけとして飾るにも合います。