「薄れゆく愛」は「浮気」や「裏切り」、「触れないで」ほどの破壊力はないものの、恋愛関係や夫婦関係の終わりを示すネガティブなものであるため注意が必要な花言葉のひとつです。
この花言葉を持つ花の中にはギフトとして非常にポピュラーなものもあるので、知っておくと意図せず誤解に繋がってしまうという悲しい事故を防ぐことができるでしょう。
また文字通り薄れゆく愛や恋心を暗示する目的で使う場合は、柔らかな表現である分比較的使いやすいといえます。
「薄れゆく愛」の花言葉を持つ花
「薄れゆく愛」を表現するのに使えそうな花のうち、比較的知名度の高いものや入手性の良いものをご紹介します。
「黄色いバラ」
バラはバラ科バラ属の花です。
今では観賞用の花やギフト用の花として世界で最も有名なもののひとつですが、紀元前のような古い時代においても広く人々に親しまれており、日本においては西暦759〜780年頃に成立したとされる「万葉集」にさえ登場しています。
また種類が非常に豊富で、現代においては様々な色や咲き方、模様のものを一年中楽しむことが可能です。
バラ全般の花言葉は「愛」や「美」など。
またバラは愛と美の女神ヴィーナスの花、愛や美の象徴などとされることもあります。
しかし黄色いバラには「友情」「献身」「幸福」「思いやり」「温かさ」などポジティブな花言葉がある一方、「薄れゆく愛」「嫉妬」などネガティブな花言葉もあるので注意が必要です。
一般的なギフトとして贈る際は、誤解に繋がらないようメッセージカードを添えるなどすると良いでしょう。
「シュウメイギク」
シュウメイギク(秋明菊)はキンポウゲ科イチリンソウ属の花です。
キクというよりはアネモネ(キンポウゲ科イチリンソウ属)に近い種で、花びらに見える萼片(がくへん)は太く丸っこいものになることが多くあります。
またしめ菊、秋牡丹、秋芍薬、貴船菊、唐菊、加賀菊など別名がとても多いのでご注意を。
花言葉は「薄れゆく愛」「淡い思い」「忍耐」「多感なとき」などです。
全体的に使い所が難しいものが多いですが、花姿は華やかで気品あるものと評されていることもありギフトとして贈られることがないわけではありません。
「薄れゆく愛」と似た花言葉を持つ花
例えば「移り気」という花言葉を持つアジサイやダリア、マツヨイグサなどは場合によっては似たように使えるでしょう。
また完全に冷めてしまっているなら黄色いチューリップの「望みのない恋」やチョコレートコスモスの「恋の終わり」という花言葉を使うのもありかもしれません。
まとめ
「薄れゆく愛」という花言葉を持つ花としては黄色いバラやシュウメイギクなどがあります。
特に黄色いバラを贈る際にはこの意味であると誤解されないようにご注意を。