「気後れ」とは何かしようとするときに、自信がなく心が怯んでしまうことを指す言葉です。
相手の勢いやその場の雰囲気などに押されて行動できない、物怖じしてしまう、という時にも使う言葉が「気後れ」です。
今回は「気後れ」の花言葉を持つ花、「気後れ」に似た意味の花言葉を持つ花について紹介します。
「気後れ」の花言葉を持つ花
「気後れ」の花言葉を持つ花は「シクラメン」です。
「シクラメン」はサクラソウ科シクラメン属の植物で、10月から4月の比較的長い間花を楽しめる植物です。
花の少ない冬に鮮やかな花を咲かせてくれる植物として鉢植えでも好まれています。
「シクラメン」
「シクラメン」には「気後れ」のほかに「遠慮」、「内気」などと控えめな花言葉がつけられています。
かつてイスラエル王国を治めていたと伝承されるソロモン王が自らの王冠に花を取り入れる際に多くの花がその申し出を断った中、「シクラメン」だけが申し出を受け入れたという逸話が残っています。
ソロモン王が「シクラメン」に感謝の言葉をかけると恥ずかしさと嬉しさで「シクラメン」の花は下を向いてしまった、だから「シクラメン」の花言葉には控えめなものが多いのだということです。
「気後れ」に似た意味の花言葉を持つ花
「気後れ」に似た意味の花言葉を持つのは「ヒガンバナ(彼岸花)」、「アンズ(杏)」、「カエデ」です。
これらの花言葉について説明していきます。
「ヒガンバナ(彼岸花)」
ヒガンバナ科ヒガンバナ属の「ヒガンバナ(彼岸花)」の花言葉は「あきらめ」です。
墓地や田んぼの畦道に植えられていることが多いため、少し怖い印象を受ける「ヒガンバナ(彼岸花)」ですが、球根に含まれるアルカイド系の毒がモグラやネズミから作物を守ってくれるため広く植えられきた歴史があります。
「アンズ(杏)」
バラ科サクラ属の「アンズ(杏)」は花、果実ともに楽しめる植物です。
花言葉は「乙女のはにかみ」、「臆病な愛」などがあります。
桜よりも早くはにかむように花を咲かせる様子からこれらの花言葉がついたとされます。
「カエデ」
ムクロジ課カエデ属の「カエデ」は栽培品種だけでもイロハモミジ系、ヤマモミジ系、オオモミジ系、トウカエデ系、ノルウェーカエデ系、ネグンドカエデ系など様々ある植物です。
季節の変化に合わせて葉の色を変えていく「カエデ」には「遠慮」、「美しい変化」、「大切な思い出」といった花言葉がつけらえています。
まとめ
「気後れ」という言葉には前向きにいきたいけれど、どうしても後ろ向きになってしまうという気持ちが表れています。
自分の伝えたい気持ちにぴったりくる花言葉を選ぶ参考になさってください。