「山に関する系」の花言葉を持つ花は、山が好きな人へ贈るのに向きます。
登山ギアの売り場ディスプレイにも良いでしょう。
登山を好む人もいれば、麓の森の自然で十分な人もいます。
スタンスに合わせた花が選べれば、より良い贈り物になるでしょう。
「山に関する系」の花言葉を持つ花
「山に関する系」の花言葉を持つ花について、見ていきましょう。
「ミヤマザクラ(深山桜)」
バラ科サクラ属の原種のサクラで、9種類の基本野生種の1つです。
山地上部から亜高山帯に生え、山のスケールを表すような「壮大な美しさ」という花言葉が付いています。
山の壮大さを好む人に特に合います。
「ヤマツツジ(山躑躅)」
ツツジ科ツツジ属の花で、山野に生育します。
花言葉は「燃える思い」「努力」「訓練」で、本格的な登山を楽しむ人に良いでしょう。
燃えるような花からイメージされた事が由来です。
他に「あいまい」「どっち付かず」という、登山で判断を誤りそうな言葉も付くため、贈る時はどの花言葉かはっきり伝えましょう。
「ヨウシュヤマゴボウ(洋種山牛蒡)」
ヤマゴボウ科ヤマゴボウ属の花で、赤紫色の果実が目立ちますが有毒です。
その性質も合わせ、山の危なさを表す「野生」という花言葉が付きます。
近寄りがたい山の神秘さを好む人に良いでしょう。
他の花言葉に、「内縁の妻」という意味深なものがありますが、あまりに方向性が違い、誤解の余地は少ないため、特に気にしなくても問題ありません。
「ヤドリギ(ホヤ)」
ヤドリギ科ヤドリギ属の寄生植物で、他の樹木の枝に球形の藪が付いたような姿になります。
暢気な生き物のようですが「困難を克服する」という、本格的な登山をイメージする花言葉が付きます。
これは、「ヤドリギ」の種が、鳥の身体を通って、偶然枝に落ちなければ芽も出せないという苛酷な一生をイメージしたものです。
他の花言葉も「克服」「忍耐」「征服」と登山向きです。
一方「危険な関係」「私に接吻を下さい」という、別の方向性で冒険溢れる花言葉もあります。
「アグロステンマ(麦撫子)」
ナデシコ科ムギセンノウ属のピンクの花で、麦畑の雑草として扱われます。
野によく見られる事から「自然を好む」という花言葉が付きます。
現代で自然に触れられる場所は、やはり山でしょう。
山を好む人全般に合う花言葉です。
他の花言葉は「育ちの良さ」「小国の王」「気持ちがなびく」で、特に山との関係が比較的穏やかな人向けです。
他にも「自然美」「高い志」など、山をイメージさせる花は多くあり、幅広いものから選べるでしょう。
プレゼントする際の注意点
花を山で見つけ、贈りたいと思っても、持ち帰ってはいけません。
有り触れた花に見えても、山固有の希少種という場合もあれば、採る為にコースからずれ、事故に遭う事もあります。
そもそも、そんな事をすれば、山好きな人からは軽蔑されるだけです。
贈りたいなら写真にしておきましょう。
まとめ
「山に関する系」の花言葉を持つ花は、「ミヤマザクラ」「ヤマツツジ」「ヨウシュヤマゴボウ」「ヤドリギ」「アグロステンマ」などがあります。
山の中で見かけた時は採取せず、画像で我慢しましょう。