「うぬぼれ」とは「自(うぬ)」に「惚れる」と書く通り、自分に惚れ込んでしまう様子を指します。
「うぬぼれ」という花言葉の花は、自尊心が実態以上に高く、高慢な態度を取る人への忠告となります。
もっとも、相手は自惚れているため、聞き入れる事はないでしょう。
どちらかといえば、創作のキャラクタイメージとして使うのに向きます。
自惚れた主人公が事件の発端になるのも、自惚れを昇華させて実力を追い付かせるのも手頃な展開です。
「うぬぼれ」の花言葉を持つ花
「うぬぼれ」という花言葉を持つ花について、見ていきましょう。
「プリムラ」
サクラソウ科サクラソウ属の「サクラソウ」を除いた品種の総称です。
多くの種類がありますが、全体的に背が低く、カラフルな花を咲かせます。
英名は「プリムローズ」で、「プリマ・ビロラ(春一番の花)」または「プリメロール(初めての子)」が由来とされています。
他の花がない場所で最初に咲き、「自分が1番可愛い」と自慢するイメージや、両親に甘やかされて育った最初の子供のイメージから、「うぬぼれ」という花言葉が付きます。
他の花言葉は「幼い恋」「美の秘密」「永続する愛情」「富貴」「神秘な心」「運命を開く」「可憐」などがあります。
良い意味で贈りたい時は、カードなどで伝える言葉を明らかにしましょう。
褒め言葉も「うぬぼれ」と一緒についていれば、ただの皮肉になってしまいます。
他に「うぬぼれ」を花言葉に持つ花は「スイセン(水仙)」があります。
「スイセン」が、これは「ナルシスト」の語源「ナルキッソス」が生まれ変わった花である、という由来話によります。
「うぬぼれ」と似た意味の花言葉を持つ花
「うぬぼれ」に似た意味の花言葉を持つ花は、複数見られます。
「アマリリス」
ヒガンバナ科ヒッペアストルム属の総称です。
花は大きいものでは直径20cmにもなり、直立した茎先に放射状に複数咲きます。
花色は白から赤、黄色、複色です。
春に芽を出し開花後、冬になると地上部分が枯れてしまう様子から、実態の伴わない美しさというイメージで、「強い虚栄心」という花言葉が付きます。
見栄を張り、自分を見せたい心は、本来劣等意識の表れで、「うぬぼれ」と逆のようですが、外からは「うぬぼれ」に見えがちです。
また、虚栄を続ける事で、自分も騙される場合があるため、似た意味と言えるでしょう。
他の花言葉は「誇り」「内気」「おしゃべり」「輝くばかりの美しさ」などがあります。
他に「虚栄心」という花言葉は、「ピンクのユリ」についています。
また「アジサイ(紫陽花)」の「高慢」も「うぬぼれ」と近い意味でしょう。
まとめ
「うぬぼれ」という花言葉を持つ花は「プリムラ」「スイセン」です。
似た意味の花言葉を持つ花は「アマリリス」「ピンクのユリ」「アジサイ」などがあります。
褒め言葉に混ざってしまうと台無しなので、贈る時はどの花言葉を伝えるか、カードなどではっきりさせておきましょう。