「はにかみ」とは、言葉や身振りではなく、微笑んだり、下を向いたり、目を逸らすなどして恥ずかしそうにする様子を指します。
誰かを前にした時に、うまく言葉にできないはにかむ気持ちも花言葉としてであれば贈りやすいかもしれません。
今回は「はにかみ」の花言葉を持つ植物を紹介します。
「はにかみ」の花言葉を持つ花
「はにかみ」の花言葉を持つ植物は「芍薬(ピオニー)」と「シクラメン」です。
それぞれの花について説明していきます。
「芍薬(ピオニー)」
ボタン科ボタン属の「芍薬(ピオニー)」は、美しい女性の立ち振る舞いを表す「立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花」に登場する植物です。
スラリとした茎の先に大きな花を咲かせる様が古くから美しいものとして見られてきました。
「芍薬(ピオニー)」には咲き始めてすぐのうちは夜に蕾を閉じ、朝に花を開かせる性質があることから「はにかみ」の花言葉がつけられたと言われます。
「シクラメン」
サクラソウ科シクラメン属の「シクラメン」は和名でカガリビバナ(篝火花)と呼ばれる植物です。
「シクラメン」は花粉を雨から守るために下向きに花を咲かせる性質がありますが、この花姿から「はにかみ」、「内気」といった花言葉がつけられました。
「はにかみ」に関連した花言葉を持つ花
「はにかみ」に関連した花言葉を持つ植物は「ミスミソウ」、「アンズ」です。
これらの植物について説明していきます。
「ミスミソウ」
キンポウゲ科ミスミソウ属の「ミスミソウ」は和名で三角草と表記されます。
またユキワリソウ(雪割草)と呼ばれることもありますが、これは早春に雪を割るようにして花を咲かせる様からつけられた名前です。
春の訪れを告げる花の一つでもある「ミスミソウ」は、雪の下から恥ずかしそうに花をのぞかせているようにも見えるため「はにかみ屋」の花言葉がつけられています。
また寒い冬にも負けずに花をつける様から「自信」という花言葉も持つ花です。
「アンズ」
バラ科サクラ属の「アンズ」は6月から7月に収穫できる果実も有名ですが、3月から4月にかけて咲かせるピンクや白の花も愛でられている植物です。
同じバラ科サクラ属のサクラに先駆けてはにかむように花を咲かせる様から「乙女のはにかみ」という花言葉がつけられました。
また、このはにかむ花の姿から「臆病な愛」という花言葉も持っています。
まとめ
相手に向かい合った時にうまく言葉が紡げない時、「はにかみ」という花言葉を贈ると自分の気持ちが伝わりやすくなるかもしれません。
自分の気持ちにしっくりくる花言葉を探す参考になさってください。