「ごまかし」という花言葉の花は、誰かに贈るようなものではありません。
「嘘」の場合は、人を幸せにする嘘もありますが、「ごまかし」はそれ自体にネガティブなイメージが付きます。
創作で、キャラクタの振る舞いの暗喩として描写するような使い方なら合うでしょう。
「ごまかし」の花言葉を持つ花
「ごまかし」という花言葉を持つ花について、見ていきましょう。
「シダレザクラ(枝垂れ桜)」
バラ科サクラ属の一群です。
狭義には「エドヒガン」系統の栽培品種を指し、広義には枝が垂れた「サクラ」全般です。
枝先が柔らかく垂れるため、花が流れ落ちるような独特な見た目になります。
揺れる枝についた花は、背後のものを朧気に隠す事から「ごまかし」という花言葉が付きます。
他の花言葉は「優美」「純潔」「精神美」「淡白」です。
良い花言葉ばかりですが、「ごまかし」と合わせてしまうと薄っぺらい意味になってしまうため、贈る時はカードなどで伝える言葉を限定しましょう。
「ホオズキ(鬼灯)」
風船のような果実が特徴的な「ホオズキ」は、ナス科ホオズキ属の一年草です。
丸い果実が大きな萼に包まれる様子が、包装ばかり立派な商品のように見える事から「ごまかし」という花言葉が付きます。
他の花言葉は「半信半疑」「偽り」「欺瞞」「頼りない」という「ごまかし」に近い言葉と、「心の平安」「不思議」「自然美」「私を誘って下さい」という良い意味の言葉が混在するため、良い意味をキーワードに検索した時は注意が必要です。
他に「ごまかし」という花言葉を持つ花として「キンギョソウ(金魚草)」があります。
「ごまかし」と似た意味の花言葉を持つ花
「ごまかし」に似た意味の花言葉を持つ花は、複数見られます。
「イシモチソウ(石持草)」
モウセンゴケ科モウセンゴケ属の食虫植物です。
粘液で虫をとらえ、包み込んで吸収します。
この粘液で「石を持ち上げられる」というイメージで付いたのが「イシモチソウ」の名です。
同属の「モウセンゴケ」よりも、普通の草に近い姿のため、特に「欺く」という「ごまかし」に近い花言葉が付きます。
他に意味が近い花として、「偽り」が「黄色いユリ」、「偽金貨」が「ヒマワリ(向日葵)」、「嘘」の「キブシ(木五倍子)」などがあります。
まとめ
「ごまかし」という花言葉を持つ花は「シダレザクラ」「ホオズキ」「キンギョソウ」です。
似た意味の花言葉を持つ花は「イシモチソウ」「黄色いユリ」「ヒマワリ」「キブシ」などがあります。
誰かに贈るには向きませんが、他の良い花言葉の意味で贈る場合は、カードなどで伝える言葉を明らかにしましょう。