色も姿もスマートで美しい「黒バラ(ブラックバカラ)」は、バラ科バラ属のバラの1品種です。
「ブラックバッカラ」とも呼びます。
2000年にフランスで作出されました。
150cm程の木立型で、花はバラ咲き、花弁は尖ったシャープな印象(剣弁)です。
黒バラの中で最も黒いと言われますが、実際の花色は黒みがかった赤で、時に斑になります。
見頃は秋で、最も黒みが強くなります。
今回は、「黒バラ(ブラックバカラ)」の花言葉について解説します。
「黒バラ(ブラックバカラ)」の花言葉
「恨み」「憎しみ」「貴方を呪う」「決して滅びる事のない愛」などがあります。
心の闇といったイメージの、あまり良くない言葉が並ぶため、現実の人に対して贈るには向きません。
創作などの雰囲気作りには良いでしょう。
「恨み」
人を恨む時の、暗い気持ちを表す花言葉です。
何かしらの理由で人を恨む時、視点がその人とその人にされたことに集中し、明るい未来には向かなくなります。
恨みを晴らすべきか許すべきかというのは、創作でしばしば語られますが、その時の流行で多数派が決まり、その後逆張りが斬新に見えて流行るという、ブランコのような動きを取るものです。
創作で、犯罪動機を示す小道具などに使えます。
「憎しみ」
こちらも「恨み」と近い由来の花言葉です。
人を憎むと心に暗い物がたまっていく、そんなイメージから付いた花言葉です。
「愛の対義語は憎しみではなく無関心だ」と言ったのは「ヴィーゼル・エリエーゲル」です。
しばしば「無関心よりは憎まれていた方が良い」と曲解される言葉ですが、「無関心が攻撃者の利益になる」と続いており、攻撃者つまり憎しみを持つ人は論外の存在です。
誰かに対して憎しみを表明しても何も良い事はなく、やはり贈り物には向かない花言葉です。
「貴方を呪う」
黒い色を、呪いが専ら行われる地下室や、夜のイメージと結びつけた花言葉です。
バラ自体、トゲがある蔓で相手を縛り傷つけるイメージがあるため、呪いと結び付きやすい植物と言えます。
オカルト好きの友人だとしても、「呪われる」と言われて良い気分はしません。
贈り物には向かないでしょう。
「決して滅びる事のない愛」
黒は何に汚される事もありません。
また、宇宙のイメージにも繋がり、永遠を表す色です。
これと、バラが持つ「愛」のイメージを結びつけた花言葉です。
同じ由来で「永遠」という花言葉も付いています。
他の花言葉と合わせ、「憎しみが愛に変わる」というイメージにも見えますが、そういう展開は珍しいから創作になるのです。
プロポーズに向く花言葉です。
家族への愛の表明として、庭に植えるのも良いでしょう。
まとめ
「黒バラ(ブラックバカラ)」は、何かしら不吉と想像する人も多いでしょう。
花言葉を知れば、それだけではない事に気づき、違った印象を持てるでしょう。
花の新しい顔を見せてくれる、花言葉を是非参考にして下さい。