「黒いアネモネ」は、キンポウゲ科イチリンソウ属の黒色品種です。
アネモネには、暗い色で紫色品種まではありますが、現時点で黒い品種はありません。
染色や画像加工などで、贈る事はできます。
今回は、「黒いアネモネ」の花言葉について解説します。
「黒いアネモネ」の花言葉
「変わらぬ心」「待ちわびる」「新たな恋」があります。
いずれも「黒いアネモネ」固有の花言葉となります。
アネモネには、ギリシャ神話に由来する恋と死の物語がありますが、その時代に存在しなかった「黒いアネモネ」にとっては過去ものに過ぎません。
比較的良い意味なので、贈り物などに向きますが、意味は吟味する必要があります。
「変わらぬ心」
黒い色は何に汚されても見えない事から、不変の象徴とされます。
そのイメージから付いた花言葉です。
愛情が続く配偶者や子供に贈るのに向く花言葉です。
変わらぬ友情を近い、友達に贈ったり、卒業式で飾るのも良いでしょう。
色の変わらないペンや、退色しにくい印刷加工の宣伝イメージにも使えます。
この花言葉が合わないのは、恋人です。
双方合意で恋人関係のままなら良いですが、相手が結婚願望を持つ場合、「結婚する気がないなら別れよう」と判断されても仕方ありません。
「待ちわびる」
紫のアネモネの花言葉は「あなたを信じて待つ」ですが、「黒いアネモネ」にはより強い待つ心だけが残りました。
待ち望む相手は神話世界の恋人ではなく、自分を生み出してくれる現実世界の園芸家です。
いつしかアネモネは、過去から未来を見るようになったのです。
資格試験の結果や就職面接の結果、ゲームの発売日など、何かしら待ち望む友人などに贈るのに向きます。
この花言葉が合わないのは、待つのが苦手で自分がすぐ動いてしまう人です。
本人がそれで納得出来ているなら、それは1つの生き方です。
口出しはやめましょう。
「新たな恋」
色は光の反射であり、全てを遮断すると黒になります。
アネモネの伝説に描かれる恋の相手は、いずれも神です。
光り輝く神と縁のない「黒いアネモネ」は、古い恋に囚われず新しい恋に踏み切る事ができるのです。
告白に向く花言葉です。
但し、現時点既に関係が出来ている恋人や配偶者に贈る場合、「あなたに対して、新たに恋心を感じる」か、「あなた以外の新しい人に恋心を持ちました」か、きちんと説明する必要があります。
まとめ
「黒いアネモネ」は実在しませんが、様々な形で接する事はできます。
花言葉を知れば、作った人の気持ちにも想像が及ぶでしょう。
花を多面的に見せてくれる花言葉を、是非参考にして下さい。