劇や発表会など何らかの舞台の出演者に花を贈る場面があります。
舞台の中でも特にコンサート、ミュージカルなどの出演者に花を贈る際に「音楽」にまつわる花言葉を持つ植物を贈るのも素敵です。
今回は「音楽」にまつわる花言葉を持つ植物を紹介します。
「音楽」の花言葉を持つ花
「音楽」の花言葉を持つ植物は「アシ(葦)」です。
「アシ(葦)」とはイネ科ヨシ属の植物で、ヨシとも呼ばれます。
開花時期は9月から10月にかけてで暗い紫色の花をつけます。
「アシ(葦)」
「アシ(葦)」に「音楽」の花言葉がつけられたのはギリシャ神話に由来します。
神話に登場する上半身が人間の男性、下半身は毛に覆われ、足には蹄、頭には山羊の角を持つ半人半獣の牧神パンは「アシ(葦)」で作った笛を吹き鳴らします。
パンは踊りと音楽を好むため「音楽」の花言葉がつけられました。
「アシ(葦)」には「音楽」以外にも「哀愁」、「神の信頼」、「後悔」といった花言葉を持っています。
「音楽」に関連した花言葉を持つ花
「音楽」には「調和」が求められます。
「調和」の花言葉を持つ植物は「コスモス」です。
また見事な音楽には「喝采」がつきものですが、「喝采」の花言葉を持つ植物は「青いバラ」ですし、劇場に贈る花の定番の一つである「コチョウラン(胡蝶蘭)」には「幸福が飛んでくる」という花言葉を持っています。
「コスモス」
「コスモス」の語源はギリシャ語のkosmosです。
kosmosとは美しさ、調和、平和などを意味する言葉で、この語源がそのまま花言葉になりました。
和名で「コスモス」は秋桜と表記されますが、秋に咲く桜のような花姿であることに由来します。
「青いバラ」
自然に咲くバラの中に青色のものが存在していなかったことからかつて、「青いバラ」は不可能の象徴とされていました。
自然に存在する多くの青い花がもつ青色色素(デルフィニジン)をバラ自身が作ることができないため「青いバラ」が存在しなかったのですが、バイオテクノロジーによって2002年に新しく開発されたのが「青いバラ(SUNTORY blue rose Applause)」です。
「喝采」、「夢かなう」などの花言葉を持っています。
「コチョウラン(胡蝶蘭)」
「コチョウラン(胡蝶蘭)」の花言葉が「幸福が飛んでくる」なのは「コチョウラン(胡蝶蘭)」の花の形が、そして花の名前である蝶に由来するものであると言われます。
まとめ
「音楽」にまつわる花言葉を持つ植物、また「音楽」関係者に贈るのにぴったりの植物は複数あります。
贈る相手、シチュエーションに合わせて贈る参考になさってください。