「雄弁」とは説得力を持って力強く話すことを指す言葉です。
雄弁に物語る、という慣用句もあるとおり、何か物事を伝えるとき、状況や気持ちなどをはっきりと示すときに「雄弁」という言葉は用いられますが、今回はこの「雄弁」の花言葉を持つ植物について紹介します。
「雄弁」の花言葉を持つ花
「雄弁」の花言葉を持つ植物は「サルスベリ(百日紅)」、「ハス(蓮)」です。
順番にこれらの花について説明していきます。
「サルスベリ(百日紅)」
「サルスベリ(百日紅)」は、ミスハギ科サルスベリ属の植物です。
樹皮がツルツルしているため、木登りが得意な猿でも滑ってしまう、というところから「サルスベリ(百日紅)」の名前はつけられたそうです。
「サルスベリ(百日紅)」の花は枝先に群れて咲く特徴があります。
また枝をゆすると葉や花が揺れ、まるで花や葉が賑やかに話をしているように感じられることから「雄弁」の花言葉はつけられました。
他にも「愛嬌」、「不用意」といった花言葉も持っています。
「ハス(蓮)」
ハス科ハス属の「ハス(蓮)」は、スイフヨウ(水芙蓉)、フゴセン(不語仙)、イケミグサ(池見草)などと呼ばれる植物です。
また「ハス(蓮)」の地下茎が肥大したものがレンコン(蓮根)になります。
古代エジプトにおいて死者を裁く審判者であったオシリス神に捧げられることがあったのが「ハス(蓮)」であったと言われ、オシリス神が「雄弁」であったことからこの花言葉がつけられたそうです。
「清らかな心」、「神聖」、「離れゆく愛」といった花言葉もつけられています。
「雄弁」に似た意味の花言葉を持つ花
「雄弁」に似た意味の花言葉を持つのは「ゼニアオイ」、「ムクゲ」です。
これらについても紹介します。
「ゼニアオイ」
アオイ科ゼニアオイ属の「ゼニアオイ」には「説得」、「信念」といった花言葉がついています。
丸みを帯びた葉や花の形が銭(ゼニ)のように見えることから「ゼニアオイ」の名前がつけられたそうです。
「ムクゲ」
アオイ科フヨウ属の「ムクゲ」の花言葉は「信念」、「説得」、「尊敬」、「慈しみ」などです。
インド、中国などアジア原産の植物ですが、12世紀ごろシリアから十字軍がヨーロッパに「ムクゲ」をもたらしたと伝わっています。
「ムクゲ」の花言葉は花をもたらした十字軍のイメージによってつけられているようです。
まとめ
「雄弁」という花言葉には、はっきりとした言葉で自信を持って語る様を称えたり、逆に自分に自信があり物事を力強く伝えられるといった気持ちを込めることができます。
気持ちを伝えるのにぴったりの花言葉を選ぶ参考になさってください。