「追悼」とは誰かが亡くなった事実を悲しむことや亡くなった方に思いをはせること、あるいは懐かしく思うことなどを指す言葉です。
これが永遠の別れに対し十分に悲しみ、気持ちの整理をするために欠かせないのは言うまでもありません。
そして「追悼」やそれに類する花言葉を持つ花は、葬儀やお墓参りといったシーンに適しています。
「追悼」の花言葉を持つ花
「追悼」を表現するのに使えそうな花のうち、比較的知名度の高いものや入手性の良いものをご紹介します。
「(白い)キク」
キクは葬儀において最も多く見かけられる花です。
特に白花のものはお供えのスタンダードとして知られています。
キクの代表的な花言葉は「高貴」「高尚」「高潔」などで、白いキクの花言葉は「真実」「慕う」「誠実な心」など。
これらの花言葉は葬儀とは直接関係のないものばかりですが、葬儀によく用いられることから白いキクには「ご冥福をお祈りします」という意味があるとされることもあります。
「バッコヤナギ」
バッコヤナギはヤナギ科ヤナギ属の落葉高木です。
ヤマネコヤナギとも呼ばれます。
穂状でふわふわとした黄色〜黄緑色の花を付けるのが特徴で、主な分布域は北海道・本州・四国。
庭木や治山植栽、日用品の材料として用いられていますが、かつては船材や縄の原料にもなったそうです。
花言葉は「追悼」「悲哀」など。
ただし葬儀に用いる花としては一般的でないため、使うなら他の花と合わせるのが良いでしょう。
「追悼」と似た花言葉を持つ花
「追悼」という花言葉を持つわけではありませんが、白いユリや白いカーネーション、トルコギキョウ、スイセン、デルフィニウムなどもお供えとしてよく用いられます。
またアスターやローズマリーには「追憶」、イチョウには「鎮魂」、ヒャクニチソウには「亡き友を偲ぶ」という花言葉があるので、場合によってはこれらを使うのも良いでしょう。
まとめ
花言葉が「追悼」の花としてはバッコヤナギなどが挙げられますが、現代日本の葬儀においては(白い)キク、白いユリ、白いカーネーション、トルコギキョウ、スイセン、デルフィニウムなどがよく用いられます。
特にキクは、迷ったならこれを選べば無難というくらいよく見かけるものです。
また「追悼」と似た花言葉を持つアスター、ローズマリー、イチョウ、ヒャクニチソウなども場合によっては使えるでしょう。