「赤い紫陽花(アジサイ)」は、アジサイ科アジサイ属のガクアジサイを改良した品種の総称です。
アジサイは土の成分により色素のアントシアニンが赤と青の間で変化するため、「赤い品種」ではなく「赤い時のアジサイ」の事になります。
今回は、「赤い紫陽花(アジサイ)」の花言葉について解説します。
「赤い紫陽花(アジサイ)」の花言葉
「移り気」「団欒」「元気な女性」「強い愛情」などがあります。
アジサイの色はグラデーションで変化するため、赤の花言葉も近い色のピンクと同一視されます。
良い意味もありますが、悪い意味が含まれるため、人に贈る時はある程度自分で意味を組み立てておく必要があります。
「移り気」
色を変えるアジサイの性質から付いた花言葉です。
浮気をした恋人に突きつけたくなりますが、建設的ではないので、自分の心を次に移すために飾りましょう。
「団欒」
アジサイの小花が寄り集まる姿から連想される花言葉です。
一家団欒で、1つのテーブルを囲むイメージです。
家族になりたいという意味で、プロポーズにも使えますが、花言葉の意味だけで察して貰うのは難しので、あくまで補助的に贈るに留めましょう。
恥ずかしがり屋だとしても、伝えたい事ははっきり言葉にしなければ誤解を生み、もっと恥ずかしい思いをします。
「元気な女性」
「赤い紫陽花(アジサイ)」に固有の花言葉です。
赤は、元気で活動的なイメージと関連づけて花言葉にされやすい色です。
元気であるかどうかは主観な上、元気づける意味でも、元気な事を褒める意味でも使えます。
このため、女性という条件が合っていれば、誰に贈っても受け容れられやすい花言葉です。
「強い愛情」
赤は燃える情熱、早い血流で高鳴る鼓動といったイメージから、愛情に結び付きやすい色でもあります。
これに、アジサイの小花をたくさんもち、大きく存在感のある姿や、雨に当たっても色あせない強さなどが加わった花言葉です。
強く愛情を感じる家族や友人に贈るのに向きます。
熱狂的に応援している芸能人やスポーツ選手、動画配信者などへのファンレターに画像添付するのも良いでしょう。
「赤い紫陽花(アジサイ)」の豆知識
アジサイの色を決めるのは、土中の酸性度と言われています。
このため、石灰岩質でアルカリ性土壌のヨーロッパでは、アジサイのピンクや赤の発色が良いのです。
と、これらの現象は正しいのですが、説明としては途中が抜けています。
アジサイの色を決めるのに重要なのは、吸収されたアルミニウムイオンなのです。
何故、酸性度が影響するかと言えば、酸により土中のアルミニウムが溶けてイオン化し、吸収されやすくなるためです。
吸収されたアルミニウムイオンが色素に作用して青になっていくのです。
従って、アルミニウムが含まれない土なら、酸性でもアジサイは赤くなるのです。
まとめ
「赤い紫陽花(アジサイ)」は、アジサイの中でも鮮烈な存在感がある花です。
花言葉を知っていれば、そこに人がどんな印象を抱いたか分かるでしょう。
花を多面的に見せてくれる花言葉を、是非参考にして下さい。