「アスター」はキク科エゾギク(カリステファス)属の一年草です。
「エゾギク」や「サツマギク」と呼ばれることもあります。
名前通りキク(キク科キク属)とは遠くない仲間の関係にありますが、花の色や形は品種によって様々なので、必ずしもキクに近い花を咲かせるとは限りません。
また「アスター」の主な花色には赤色、ピンク、オレンジ、黄色、青、紫、白といったものがあるので、「赤いアスター(エゾギク)」の入手に苦労することはあまりないでしょう。
開花期は7〜9月で、切り花やお盆の時期の仏花などとしてもよく用いられています。
「赤いアスター(エゾギク)」の花言葉
「アスター」にはたくさんの花言葉が与えられています。
まず、「アスター」全般の花言葉は「変化」「信じる恋」などです。
また「赤いアスター(エゾギク)」には「変化」「変化を好む」という花言葉が与えられています。
これらに限らず「アスター」に与えられた花言葉には変化や信頼に関するものが多いですが、その理由はかつて「アスター」も恋占いに使われていたからだとされているようです。
花を使った恋占いは花びらを1枚ずつちぎりながら「好き、嫌い、好き……」とつぶやいていくもので、絵本や童話などではしばしば登場します。
そしてこのことが好意の変化や恋を信じるということをイメージさせたようです。
「アスター」や「赤いアスター(エゾギク)」の花言葉を生かした利用法としては、家庭やオフィスなどに良い変化がもたらされるように願って飾る、成就するかどうか分からない恋を実らせる助けとなるよう祈って飾るなどといったものが考えられます。
転職や資格の取得、進学などで自分の人生を良い方向に変化させたいと願う方にもぴったりでしょう。
「赤いアスター(エゾギク)」の豆知識
「アスター」の育てやすさは品種によって異なるようですが、全体的に寒さには弱くないようです。
一方、日本の夏のような高温多湿な環境を苦手とするものも少なくないので、風通しの良い涼しい場所で管理してやると良いでしょう。
また連作を極端に嫌う、酸性の土を嫌うという性質があるので、鉢植えやプランターで管理してやると少し楽ができます。
加えて日当たりや水はけの良い環境も必要です。
立枯病やアブラムシなどといった病害虫にも注意が必要なので、「アスター」を育てるならそれ相応の準備が必要となるでしょう。
まとめ
「アスター」はキク科の一年草で、「エゾギク」や「サツマギク」とも呼ばれます。
花のカラーバリエーションは豊富で、「赤いアスター(エゾギク)」を入手するのに特にこれといった困難はありません。
また「アスター」全般の花言葉は「変化」「信じる恋」などで、「赤いアスター(エゾギク)」の花言葉は「変化」「変化を好む」です。
良い変化を追い求めようとする方などにはぴったりでしょう。
