「贈る」という花言葉の花は、親しい人へのプレゼントに添えるのに向きます。
花自体が贈り物ですが、プラスして何か「贈る」という意味になります。
1種類でなく、他の花と合わせてメッセージを作っても良いでしょう。
「贈る」ものは、具体的な金品でも、気持ちでも良いですが、きちんと伝える事が重要です。
「贈る」の花言葉を持つ花
「贈る」という花言葉を持つ花は、ありません。
「贈る」と似た意味の花言葉を持つ花
「贈る」に似た意味の花言葉を持つ花は、複数見られます。
「カキツバタ(杜若)」
アヤメ科アヤメ属の多年草です。
湿地に生える点で、他のアヤメ属と見分けが付きます。
春に咲き、紫色の花を咲かせる事からツバメに喩えられます。
ここから幸せな春を人々に「贈る」という意味でついた花言葉が「贈り物」です。
他の花言葉は「幸運」「幸福」「雄弁」「音信」「気品」と様々なので、贈りたいものに合わせて伝えると良いでしょう。
「ココヤシ」
南国の風景の定番「ココヤシ」は、ヤシ科ココヤシ属の常緑樹です。
日本では沖縄や小笠原諸島で見られます。
花は黄色で、ボリュームのある房状の花穂を形成します。
その後実る果実が「ココナッツ」です。
頑丈で繊維質の果肉を持ち、海に浮かんで他の島まで生息域を広げるというダイナミックな繁殖法を採ります。
「ココヤシ」が生えていない海岸に、ある日突然、遠い島から果実が打ち上げられているというイメージで「思いがけない贈り物」という花言葉が付きます。
サプライズパーティーで、ココナッツミルクを使ったトロピカルカクテルを振る舞う、といった贈り方も良いでしょう。
他の花言葉は「固い決意」「成功」で、勝負に挑む人への応援に合います。
「ナズナ(薺)」
春の七草としても知られる、アブラナ科ナズナ属の越年草です。
白い花を放射状に咲かせながら伸び、その後三角形で厚みのある果実が実っていきます。
茎を振ると、果実がぶつかって音を立てる事から付いた別名が「ペンペン草」で、こちらの名で知っている人も多いでしょう。
この果実の膨らんだ形から「シェパーズ・パース(羊飼いの財布)」という英語名が付いています。
財布を渡すイメージから「贈与」という花言葉が付きます。
他の花言葉は「私の全てを捧げます」「全てお任せします」で、プロポーズや、その返事向きの言葉です。
但し、基本的には雑草扱いされる花なので、互いに思い入れがあるとか、絶好のタイミング、というような状況でない限り、他の花にした方が無難です。
まとめ
「贈る」という花言葉を持つ花はありません。
似た意味の花言葉を持つ花は「カキツバタ」「ココヤシ」「ナズナ」などがあります。
言葉が足りない花言葉ですが、他の花と組み合わせて補えば、様々なメッセージが伝えられるでしょう。