「財産」という花言葉の花は、金持ちになりたい時、部屋に飾ったりスマホの待ち受けにして、縁起を担ぐのに向きます。
同じようにお金のない友人に贈り、「金さえあれば」とぶつぶつ言いながら、一緒に飲む時にも良いでしょう。
そういう友人がいる事も、十分人生の「財産」ですが、それはあまり盛り上がる話題にはなりません。
「財産」の花言葉を持つ花
「財産」という花言葉を持つ花について、見ていきましょう。
「アブラナ(油菜)」
アブラナ科アブラナ属の二年草です。
春に黄色い花弁4枚の花をいっぱいに咲かせます。
「油」が名前に付く通り、種子から「菜種油」が絞れますが、現在は「セイヨウアブラナ」を使う事が主です。
江戸時代以前、菜種油は、食用の他に灯りの燃料としても利用されており、「灯油」は本来菜種油の呼び名でした。
安価な魚油や鯨油と比べ、嫌な臭や煙もなく綺麗に燃える高級品でした。
商品価値が高い事、花色が黄金を想像させる事などから「財産」という花言葉が付いたのです。
「単なる植物油でそんなに儲かるのか」と考えるかも知れません。
「石油、石炭、可燃ガスが、利用されていない時代」と考えれば、その用途の広さと重要性が分かるでしょう。
他の花言葉は「豊かな財力」「豊かさ」「競争」「快活」「初々しい」「元気いっぱい」「調和」「明るさ」「料理」など、どれも好ましい言葉が揃います。
「財産」と似た意味の花言葉を持つ花
「財産」に似た意味の花言葉を持つ花は、複数見られます。
「カルセオラリア(巾着草)」
キンチャクソウ科キンチャクソウ属の総称です。
花弁は2枚で、下が大きく膨らみ袋状になっていることから「キンチャクソウ(巾着草)」の和名が付いています。
「カルセオラリア」の語源ほ方は、ラテン語の「カルセオルス」で、「小さい靴」や「スリッパ」を表し、やはり袋状の花から付いたものです。
巾着袋は財布として利用されていた事から付いたのが、「私の財産を捧げます」という「財産」が含まれる花言葉です。
他の花言葉は「あなたを伴侶に」「強い愛」「助け合い」「援助」「平和」「調和」「可憐」「無邪気なロマンチスト」で、プロポーズに向きそうな言葉が含まれます。
覚悟は伝わりそうですが、結婚前の財産は個人のものです。
後々トラブルの火種になるので、「私の財産を捧げます」以外の言葉だけ伝えましょう。
さもないと、私物を捨てられても文句が言えません。
他に「財産」と意味の近い植物としては「トウモロコシ(玉蜀黍)」に「富」「財宝」、「カネノナルキ(金のなる木)」に「富」「一攫千金」、「キャベツ」に「利益」などがあります。
まとめ
「財産」という花言葉を持つ花は「アブラナ」です。
似た意味の花言葉を持つ花は「カルセオラリア」「トウモロコシ」「カネノナルキ」「キャベツ」などがあります。
自分のために飾る事を中心にし、誰かに贈る時は慎重にしましょう。
金銭トラブルは後を引きます。