「見守る」という花言葉の花は、好意を持つ相手に対し、無事に過ごして欲しいという気持ちを伝える贈り物になります。
放課後等デイサービス施設のシンボルにも良いでしょう。
一方、手助けが必要な人に対しては「見るだけで、何もしてくれないのか」と思われる可能性もあるので、相手や距離感に合わせて、花は選びたいものです。
「見守る」の花言葉を持つ花
「見守る」という花言葉を持つ花について、見ていきましょう。
「エリゲロン」
キク科ムカシヨモギ属(エリゲロン属)の多年草です。
別名は「ゲンペイコギク(源平小菊)」です。
花弁(舌状花)の細い一重のキクの姿で、白い花が咲いた後に赤く変わっていく性質があります。
一度に変色せず、紅白入り乱れるところが「源平」の由来です。
遠い過去の戦を眺めるイメージや、先に咲いた花が新しい花を見ているイメージから、「遠くから見守っています」という「見守る」とほぼ同じ花言葉が付きます。
他の花言葉は「移り気」です。
独立する子供に贈るには問題ありませんが、恋人には別れの挨拶になってしまいます。
恋人に贈る時は、カードなどで意図を明らかにしましょう。
「見守る」と似た意味の花言葉を持つ花
「見守る」に似た意味の花言葉を持つ花は、複数見られます。
「ヒマワリ(向日葵)」
キク科ヒマワリ属の一年草です。
夏の花としてよく知られ、通常大きな黄色い花を咲かせます。
「ヒマワリ」は開花するまでの成長中、日光を効率的に浴びられるように、太陽が出ている方向に身体を向ける性質があります。
この様子を、「太陽を見ようとしている」と連想して、「あなたを見つめる」という花言葉が付いています。
古代人も同じように感じたようで、「太陽神アポロンを見つめ続け、ヒマワリになった人」という物語が作られています。
他の花言葉は「愛慕」「崇拝」「あこがれ」「熱愛」「敬慕」と、相手のタイプによって使い分けられます。
但し「偽りの富」という花言葉もあるため、誤解のないよう伝えましょう。
「チガヤ(茅萱)」
イネ科チガヤ属の多年草です。
ススキのような毛の生えた花穂をつけます。
子供の遊ぶ野原などに生え、茎などの甘味がある事から「子供の守護神」という花言葉が付きます。
何かをして守るのではなく、ただそこに生えている様子が、いかにも「見守る」というイメージです。
他の花言葉は「親しみ深い」「守護神」で、子供へ贈るのに特に向きます。
「守る」というニュアンスでは、「カランコエ」にも、「あなたを守る」という花言葉が付きます。
まとめ
「見守る」という花言葉を持つ花は「エリゲロン」です。
似た意味の花言葉を持つ花として「ヒマワリ」「チガヤ」「カランコエ」などがあります。
相手の事や距離感について考えながら花を選べば、良い贈り物になるでしょう。