「繊細」という花言葉の花は、容姿やファッションが細部まで整って美しい人や、心が細やかで好ましい人へ贈り、好意を伝えるのに向きます。
SNSアイコンにして、自分が繊細で傷つきやすい事や、芸術的感受性が優れているとアピールするのにも使えます。
創作で、繊細な感性を持つキャラクタのイメージにも良いでしょう。
相手の雰囲気や気分をよく考えた花を選べば、より説得力のある贈り物になります。
「繊細」の花言葉を持つ花
「繊細」という花言葉を持つ植物について、見ていきましょう。
「リュウゼツラン(竜舌蘭)」
キジカクシ科リュウゼツラン属の総称です。
開花は数十年を要しますが、1度の開花で枯れます。
咲く時は巨大な花茎が伸び、枝分かれした先に、白から黄色の筒状花の集合体が多数付き、全体としては円錐形に近いシルエットになります。
開花までが長い事から「100年に1度しか咲かない」との俗説で付いた別名が、「センチュリー・プラント」です。
ゆっくり育ち、滅多に咲かない性質を、気難しく、傷つきやすい人に喩えて「繊細」という花言葉が付きました。
生花を直接贈るような花ではありませんが、画像やテキーラなど加工品の形で贈る事はできます。
「アジアンタム」
イノモトソウ科アジアンタム属(ホウライシダ属)のシダ植物です。
シダ植物のため、花は咲かず、葉を観賞する観葉植物として利用されます。
シダ類によく見られる櫛形に並ぶ葉ではなく、細かい切れ目の入った幅広の葉が無数に付きます。
この細やかなシルエットから「繊細」という花言葉が付きます。
他の花言葉は「無垢」「無邪気」「天真爛漫」「上機嫌」と、やたら明るいものが揃うため、物憂げな「繊細」さをキャラ付けにしている人には、言葉を限定して贈った方が無難です。
「ワタ(綿)」
アオイ科ワタ属の多年草です。
花は白、クリーム色、ピンクで、花弁5枚です。
熟した果実が割れると、中から白い綿毛に覆われた種子が出て来ます。
この綿毛が繊維材料で、種子は油原料になります。
繊維はいわゆる「木綿(モメン)」、英語で「コットン」です。
綿毛の細かい繊維の様子から「繊細」という花言葉が付きました。
他の花言葉は「偉大」「崇高」「私を包んで」「優秀」「有用な」で、「繊細」かつ能力の高い人へ贈るのに良いでしょう。
「繊細」という花言葉が付く花は非常に多く、「ピンクのスイートピー」「ラベンダー」「ヤグルマギク(矢車菊)」「ワックスフラワー」「スズラン(鈴蘭)」「ゲッカビジン(月下美人)」「シオン(紫苑)」「サギソウ(鷺草)」などがあります。
「繊細」と似た意味の花言葉を持つ花
「繊細」に似た意味の花言葉を持つ花も、多く見られます。
「繊細な美」が「フヨウ(芙蓉)」、「繊細な美しさ」が「キンセンカ(金盞花)」、「繊細な感情」が「オジギソウ(含羞草)」、「感じやすさ」が「マンサク(満作)」についています。
まとめ
「繊細」という花言葉を持つ花は「リュウゼツラン」「アジアンタム」「ワタ」「ピンクのスイートピー」「ラベンダー」「ヤグルマギク」「ワックスフラワー」「スズラン」「ゲッカビジン「シオン」「サギソウ」です。
似た意味の花言葉を持つ花は「フヨウ」「キンセンカ」「オジギソウ」「マンサク」などがあります。
選択肢は広い為、相手のイメージに細かく合わせた花が選べるでしょう。