「紫のデルフィニウム」は、キンポウゲ科ヒエンソウ属(デルフィニウム属)の紫花品種です。
原種はヨーロッパ、アジア、熱帯アフリカの山地に分布し、雪解け水が流れ込むような湿原に生育します。
花は直立した花茎に小花が密に付いて穂を作り、花期は5月から6月です。
今回は、「紫のデルフィニウム」の花言葉について解説します。
「紫のデルフィニウム」の花言葉
「清明」「あなたは幸せを振りまく」「誰もがあなたを慰める」「尊大」などがあります。
良い意味とあまり良くない意味が混じるため、贈る時には意図を明らかにしましょう。
「清明」
清らかでいきいきした様子を表す言葉です。
デルフィニウムの名は古代ギリシャ語の「デルフィス」、英語で「ドルフィン」つまり、「イルカ(海豚)」を表します。
これは蕾の形が跳ねるイルカのように見える為です。
これにブルー系の色合いが加わり、眩しい海で水飛沫を上げて跳ね泳ぐイルカという、清明なイメージになるのです。
マリンスポーツ好きな爽やかなイメージの人へ贈るのに向きます。
インドア派には合いません。
「あなたは幸せを振りまく」
青系のデルフィニウムが、結婚式で幸せの印とされる「サムシングフォー」の1つ、「サムシングブルー」として利用される事から付いた花言葉です。
幸せな気分の人は、見ているだけで気分が和むものです。
また、行動も優しくなるでしょう。
これによって幸せが伝わり、広がっていくのです。
結婚のお祝いに向く花言葉です。
一方、他人の不幸が嬉しいというタイプの人には合いません。
「誰もがあなたを慰める」
デルフィニウムの花が密に咲く様子は、互いが寄り添い慰め合うよう、そんなイメージで付いた花言葉です。
肉親以外から慰められるのは、それまでの積み重ねの結果です。
良い人間関係があり、物事に真摯に取り組んだからこそ、失敗しても同情され慰められるのです。
逆に、慰められる事に慣れて努力を怠れば、誰にも見向きされなくなります。
親しい人を慰める時に向く花言葉です。
「尊大」
これが「紫のデルフィニウム」固有の花言葉です。
「高貴」という花言葉も付いています。
紫は高貴な色とされます。
デルフィニウムの多数の花は、それを過剰にしたイメージです。
尊大さは通常褒められたものではありませんが、根拠や覚悟が伴えば、尊敬される美徳になるでしょう。
プライドが高く、言う事が大きいけれど、それをきっちり実行出来る人へ贈るのに向きます。
根拠無く尊大な人には、悪口になるので合いません。
まとめ
「紫のデルフィニウム」は、存在感のある美しい花です。
花言葉を知り、興味を深めれば、蕾の可愛らしさにも気づけるでしょう。
花との距離を近づけてくれる、花言葉を是非参考にして下さい。