「穢れ」とは、物質としての汚れそのものではなく、精神的に拒否感をかきたてる「汚れた感じ」を表す文化的な概念です。
見た目が汚れていなくても、死んだ人には触れない、葬儀の後には塩をまく、というようなものです。
字としては「汚れ」とも書きます。
「穢れなき愛」という花言葉の花は、純粋で打算のない愛情を、恋人に伝えるメッセージになります。
尚、恋人以外、家族などについては、元々「穢れ」になるような気持ちが伴う余地がないため、あまり合いません。
「穢れなき愛」の花言葉を持つ花
「穢れなき愛」という花言葉を持つ花について、見ていきましょう。
「ゼフィランサス」
ヒガンバナ科ゼフィランサス属の総称です。
英名を「レイン・リリー」と呼びますが、これは雨が降った後に開花する性質を表します。
水で清められた後、白く美しい花を咲かせるといったイメージで、「穢れなき愛」という花言葉が付きます。
他の花言葉は「潔白の愛」「清純の愛」「清い愛」「期待」「便りがある」「予想」です。
清らかなイメージのある恋人へ贈ったり、返事が欲しいラブレターへ添えるのに向きます。
「穢れなき愛」と似た意味の花言葉を持つ花
「穢れなき愛」に似た意味の花言葉を持つ花は、複数見られます。
「ハナムギ(花麦)」
イネ科オオムギ属の「ムギ」です。
具体的には、「六条麦」や「二条麦」の未熟な株を鑑賞用に刈り取って飾ったものです。
緑が瑞々しく美しい様子から付いた花言葉が、「清らかな愛情」です。
清らかならば穢れはないので、「穢れなき愛」に近い意味と言えます。
心からの愛情で人々に接する、思いやりのある人へ、尊敬をこめて贈るのに向きます。
「ユズ(柚子)」
ミカン科ミカン属の果樹または果実です。
白く可愛らしい花には芳香があり、さっぱりした果実の酸味も合わせて、汚れがすっきり洗い流されるようなイメージがあります。
ここから付いた花言葉が「汚れなき人」「恋のためいき」です。
汚れのない人が恋人に向ける愛には当然汚れがない、という論法で「穢れなき愛」に似た花言葉と言えるでしょう。
他の花言葉は「健康美」「幸福」です。
恋人の幸せを願うメッセージになります。
まとめ
「穢れなき愛」という花言葉を持つ花は「ゼフィランサス」です。
似た意味の花言葉を持つ花として「ハナムギ」「ユズ」があります。
恋人に対して特に合う花言葉です。
