「秘めた感情」という花言葉の花は、表だって明らかにしていない感情を、相手に伝えるメッセージになります。
片想いの相手への告白のイメージが強い言葉ですが、怒りや苦しみ、喜びなど、感情をパッと出したい気持ちを何か押し込めている状況です。
押し殺した感情は、時に意識から消え、体調などに現れる事もあります。
花を飾って自覚し、小出しに発散して、心の調子を整える事も重要です。
「秘めた感情」の花言葉を持つ花
「秘めた感情」という花言葉を持つ花について、見ていきましょう。
「ヒマラヤユキノシタ(喜馬拉耶雪の下)」
ユキノシタ科ヒマラヤユキノシタ属の白やピンクの花で、名前の通り、ヒマラヤ山脈の周辺が原産です。
ヒマラヤと言えば、世界最高峰です。
四季を通じて消えない雪に閉ざされ、永遠に陽を浴びないイメージで「秘めた感情」という花言葉が付きます。
尚、実際に冬に雪に埋もれても無事ですが、万年雪の下にいられる程ではありません。
他の花言葉は「切実な感情」「深い愛情」「情愛」「忍耐」「順応する」です。
恋人や配偶者への愛情表現に向きます。
言いにくい事を伝えようとしても、愛情の部分ばかりに目が向くため、カードなどを添え、意図は正しく伝えましょう。
「秘めた感情」と似た意味の花言葉を持つ花
「秘めた感情」に似た意味の花言葉を持つ花は、多数見られます。
「マルバストラム(エノキアオイ)」
アオイ科マルバストラム属の淡いサーモンピンクの花です。
「マルバ」は古代ギリシャ語の「マラケ(柔らかくする、緩和する)」が語源で、「ゼニアオイ」を表す学名です。
従って、「丸葉」という意味ではありません。
実際、葉はギザギザしています。
淡い花色や、グランドカバーとして地面を覆い隠す性質から、「秘めた想い」という「秘めた感情」を表す花言葉が付きます。
他の花言葉は「素敵な恋」です。
「ゼンマイ(ゼンマイワラビ)」
ゼンマイ科ゼンマイ属のシダ植物です。
機械装置のゼンマイバネのように巻いた若芽が特徴的です。
尚、機械装置のゼンマイバネの呼び名は、植物の「ゼンマイ」から付いています。
ぐっと巻き締めて、一気に広がるような動きのイメージから「秘めたる若さ」という花言葉が付きます。
年齢を考えて自重した、「秘めた想い」も多いでしょう。
他の花言葉は「子孫の守護」「円熟した優美」「夢想」「夢」です。
いい歳になった友人と旅先で「ゼンマイ」を食べ、少し羽目を外してみるのも良いでしょう。
これ以外の「秘めた感情」に近い花言葉としては、「マーガレット」に「心に秘めた愛」、「アカシア」に「秘密の愛」があります。
更に「秘密」「片想い」など、近い花言葉を持つ花は多くあります。
まとめ
「秘めた感情」という花言葉を持つ花は「ヒマラヤユキノシタ」です。
似た意味の花言葉を持つ花として「マルバストラム」「ゼンマイ」「マーガレット」「アカシア」があります。
感情は過剰に秘めたままにせず、時には発散する事も大切です。