「福寿草(フクジュソウ)」という花をご存知でしょうか。
「福寿草(フクジュソウ)」は、シベリアや東アジアが原産であり、キンポウゲ科フクジュソウ属の多年草です。
2月~3月にかけて開花します。
草丈は20~30㎝ほどで、短い茎の上に黄色の可愛らしい花を咲かせます。
「福寿草(フクジュソウ)」は別名で元日草と呼ばれており、元旦に飾ると縁起が良いとされています。
今回は「福寿草(フクジュソウ)」の花言葉について、詳しく見ていきましょう。
「福寿草(フクジュソウ)」の花言葉
「福寿草(フクジュソウ)」の花言葉は、基本的には「幸せを招く」という意味が有名です。
鮮やかで可愛らしい花姿が、まさに幸せを招いてくれているようですね。
また、「永久の幸福」「祝福」という意味もあります。
どの意味も「福寿草(フクジュソウ)」という縁起の良い花名にイメージがぴったりです。
「幸せを招く」
新しい環境になったり、挑戦するときに願掛けの意味を込めて贈るのにおすすめです。
新しい年を祝う時にもいいですね。
「永久の幸福」
大切な相手に幸せを誓う時にいいでしょう。
これからずっと幸せでいられますように、という想いを込めて誕生日に贈るもの素敵です。
「祝福」
相手をお祝いしたい気持ちを伝えたい時にぴったりな意味合いです。
「回想」
旧友と久しぶりに会う時に、「福寿草(フクジュソウ)」を添えてはいかがでしょうか。
「福寿草(フクジュソウ)」の花言葉の由来
「福寿草(フクジュソウ)」の「回想」という意味は、あるギリシャ神話が由来しています。
「福寿草(フクジュソウ)」の英名では、アムールアドニスと呼ばれています。
ギリシャ神話には、アドニスという青年が登場します。
そこへ、エロースの恋の矢により胸を傷つけられた女神アフロディーテが現れます。
恋の矢が刺さった直後にアドニスを見たアフロディーテは、恋に落ちます。
しかし、狩りを楽しんでいたアドニスは、獰猛な獣に襲われて命を落としてしまいます。
アドニスを愛していたアフロディーテは、アドニスを忘れないようにと、アドニスから流れた血に神の酒を注ぎます。
すると「福寿草(フクジュソウ)」が咲き、アフロディーテは「福寿草(フクジュソウ)」を見るたびにアドニスを想ったと言われています。
「福寿草(フクジュソウ)」の豆知識
「福寿草(フクジュソウ)」は南天と寄せ植えした正月飾りが人気です。
その理由は、南天は「難を転ずる」を表しており、「福寿草(フクジュソウ)」と併せることで「災い転じて福となす」という意味になるためです。
まとめ
「福寿草(フクジュソウ)」は可愛らしい花姿だけでなく、花言葉もポジティブな意味ばかりです。
花言葉をお調べの際はぜひ参考にしてください。