「神聖な愛」とは、肉体的な性愛というよりも、神の立場から与えられるような、大きな愛と言えます。
相手にこだわりがないなら、直観で使った方が良いでしょう。
考えるとキリがありません。
「神聖な愛」という花言葉の花は、大きな無償の愛を与える人へ、尊敬と共に贈るのに向きます。
神聖な場所での愛という事で、チャペルの結婚式に飾っても良いでしょう。
「神聖な愛」の花言葉を持つ花
「神聖な愛」という花言葉を持つ花について、見ていきましょう。
「パッションフラワー(時計草)」
トケイソウ科トケイソウ属の複雑な構造の花です。
「パッション」は、定冠詞を付けて「キリストの受難」を表します。
花の雌しべがイエス・キリストに打ち込まれた釘、花柱が十字架、副花冠が茨の冠、花弁の枚数が処刑場に居合わせた10人の弟子を表す、と解釈したものです。
イエス・キリストは処刑される事で、アダムとイブがやらかし、人類全体に背負わされていた罪を肩代わりした、というのが、キリスト教の考え方です。
その動機が愛とされている事から、「神聖な愛」という花言葉が付きます。
他の花言葉は「聖なる力」「受難」「宗教的熱情」「恋の激しい苦しみ」などがあります。
新約聖書を知らないと、何も伝わらない花言葉なので、相手や場面を選びましょう。
「神聖な愛」と似た意味の花言葉を持つ花
「神聖な愛」に似た意味の花言葉を持つ花は、複数見られます。
「チガヤ(茅萱)」
イネ科チガヤ属の多年草です。
河原の土手などに群生して繁り、「ススキ」のような花穂を付けます。
昔の子供の遊ぶ山野に生える草で、若い穂は糖分を蓄え、噛むと甘味がある事から、ちょっとしたおやつにもされました。
子供に身近な場所で、見守るように直立する姿から、「子供の守護神」という花言葉が付きます。
子供を守るために無償の愛情を注ぐので、「神聖な愛」と近い花言葉と言えるでしょう。
他の花言葉は「守護神」「親しみ深い」です。
会社で、繁忙期にここ一番頼れる同僚へ贈るのに向きます。
「黄色いガーベラ」
キク科ガーベラ属の黄花品種です。
「ガーベラ」は、真っ直ぐ茎を伸ばし、太陽に真正面から向き合い、花の形もデフォルメした太陽とそっくりです。
日本では太陽を赤く塗りますが、日光は白や黄色のイメージの方が強いでしょう。
これらから、「黄色いガーベラ」を太陽になぞらえ、地球上の全ての命を育むという意味で、「究極の愛」という花言葉が付きます。
神聖な存在は、人間を超えたところにあるとすると、「神聖な愛」と同等のものです。
他の花言葉は「究極美」「親しみやすい」「優しさ」「日光」「暖かさ」「希望」「律儀」です。
他に「神聖な愛」に近い花言葉としては、「ハス(蓮)」に「神聖」があります。
まとめ
「神聖な愛」という花言葉を持つ花は「パッションフラワー」です。
似た意味の花言葉を持つ花として「チガヤ」「黄色いガーベラ」「ハス」があります。
少々定義が難しい言葉なので、感覚的に使うと良いでしょう。