「神の祝福」という言葉は、神が恩寵を授ける事を意味し、ユダヤ教から発した考え方で、キリスト教などにも受け継がれるものです。
広い意味で、何かしらの神格から得られる加護や恩恵と考えれば間違いではありません。
「神の祝福」という花言葉の花は、神によって与えられる良いものへ感謝して飾ったり、同じ宗教観を持つ者同士で贈り合うのに向きます。
「神の祝福」の花言葉を持つ花
「神の祝福」という花言葉を持つ花について、見ていきましょう。
「青いバラ」
バラ科バラ属の青花品種または、着色です。
バラには紫と黄色系統の色素はありますが、青系統の色素はないため、決して作れない花、とされてきました。
これを遺伝子組み換えで完成させた事により、奇跡的な事というニュアンスで「神の祝福」という花言葉が付いています。
他の花言葉としては、作られる前の「不可能」、その後の「夢かなう」「奇跡」「神秘的」「一目惚れ」「喝采」などがあります。
遺伝子組み換え品種については、教義上判断が分かれる場合があるため、相手の信教の尊重は必要です。
認めない立場の人に無理に贈ってはいけません。
「神の祝福」と似た意味の花言葉を持つ花
「神の祝福」に似た意味の花言葉を持つ花は、多数見られます。
「シャコバサボテン(クリスマスカクタス)」
サボテン科カニバサボテン属の多肉植物の多年草です。
「ヒイラギ」の葉を思わせる、平たく尖った茎が、複数接続されたように付く様子を甲殻類のトゲトゲした殻に喩え「蝦蛄」を名に持ちます。
花は花弁が積み上がったような姿で、花色は白から赤、赤から黄色、複色です。
旺盛な生命力で株が育ち、挿し芽で増やせる事から「命の喜び」という花言葉が付きます。
人間は幾つかの宗教で神によって作られるため、命は「神の祝福」の一番根源的なものと言えるでしょう。
他の花言葉は「愛される喜び」「冒険心」「美しい眺め」「勝利」「有能」「つむじ曲がり」などがあり、感じている祝福のイメージに合わせて組み合わせるのも良いでしょう。
「ジャガイモ(馬鈴薯)」
ナス科ナス属の多年草です。
花は星形で黄色い花芯があり、花色は白から紫です。
地下茎が野菜または穀類として利用されます。
南アメリカ原産で、大航海時代以降にヨーロッパに伝来しましたが、麦があまり育たない寒い痩せた土地でも育つため、人々を飢えから大いに救いました。
この事から「恩恵」「慈愛」「情け深い」という花言葉がついており、いずれも「神の祝福」をイメージさせるものです。
他にも「祝福」や「神の信頼」など、意味の近い花は多いため、意味やイメージに合わせて選ぶと良いでしょう。
まとめ
「神の祝福」という花言葉を持つ花は「青いバラ」です。
似た意味の花言葉を持つ花として「クリスマスカクタス」「ジャガイモ」他、様々です。
宗教観による解釈の違いも尊重しながら、イメージに合うものを選びましょう。