「神」という花言葉の花は、神秘性を楽しむ人や、宗教に関する知識が広い人への贈り物に向きます。
人間離れした能力を持つ人を讃えて贈っても意味は合うでしょう。
一方、相手が何かしら宗教を深く信仰している場合、軽々しく扱えず、避けた方が良い花でもあります。
「神」の花言葉を持つ花
「神」という花言葉を持つ花について、見ていきましょう。
「チガヤ(茅萱)」
イネ科チガヤ属の多年草です。
子供が遊び場にするような野に群生し、茎を噛むと甘味もある事から「守護神」「子供の守護神」といった花言葉が付きます。
他に「親しみ深い」「みんなで一緒にいたい」などの花言葉があり、幼稚園などに飾るのに向きます。
他に、スポーツなどで、ディフェンスの技術に優れたプレイヤーにも良いでしょう。
尚、日本神道で「チガヤ」は「カヤノヒメ」を表し、家屋、農業、漬け物などの守り神になっています。
「神」と似た意味の花言葉を持つ花
「神」に似た意味の花言葉を持つ花は、複数見られます。
「ハス(蓮)」
ハス科ハス属の多年草です。
水の上に花を咲かせ、根は「レンコン」として食べられます。
鑑賞用と野菜用で別々に改良されているため、基本的には別種です。
泥水を吸って美しい花を咲かせる性質から、仏教の聖花「蓮華」の1つとされ「神聖」という花言葉が付いています。
他に「清らかな心」「離れ行く愛」「雄弁」「休養」「沈着」「救って下さい」など、方向性が統一されていない花言葉が付くため、相手の雰囲気や状況に合わせて伝えましょう。
他に、日本人が神聖視してきた「イネ(稲)」にも「神聖」という花言葉は付きます。
「タンポポ(蒲公英)」
キク科タンポポ属の多年草です。
ごく身近に生える花ですが「神託」という「神」と近い花言葉が付いています。
これは、「タンポポ」の綿毛を一息に吹き飛ばせると両想い、という西洋の「タンポポ占い」が由来になっています。
他の花言葉は「愛の神託」「神のお告げ」「謎めく」「思わせぶり」など、占いなどの神秘的な事が好きな人に合うでしょう。
一方、「軽薄」「別離」などの花言葉もあるので、意図は正しく伝えましょう。
「ヨシ(芦)」
イネ科ヨシ属の多年草です。
本来「アシ」という名でしたが、「悪し」に通じるという事で「ヨシ」と呼ばれる事もあります。
古代ギリシャ神話において、牧神「パン」が芦笛の名手だった事から、「神の信頼」という花言葉が付きます。
他に「音楽」「従順」という花言葉もあり、音楽で大きな業績を上げている人などを讃えるのに良いでしょう。
まとめ
「神」という花言葉を持つ花は「チガヤ」です。
似た意味の花言葉を持つ花として「ハス」「イネ」「タンポポ」「アシ」などがあります。
人により重みが大きく違う言葉なので、花と相手はよく選びましょう。
