「眠り」という花言葉の花は、親しい人に休む事を勧める時や、寝具売り場のディスプレイなどに向きます。
寝るべき時に眠れないのは辛い事です。
気分を和らげる花色や香りも工夫すると良いでしょう。
勿論、具体的な理由がある時は、そちらの解消も重要です。
「眠り」の花言葉を持つ花
「眠り」という花言葉を持つ花について、見ていきましょう。
「ポピー」
ケシ科ケシ属の総称です。
カップ型の花を咲かせ、花色は白から赤、赤から黄色、紫、複色です。
ケシ属の学名「パパヴェル」は、「パパ(幼児に与える粥・離乳食)」に「ケシ」の乳汁を入れると、子供の寝付きが良くなった事が由来とされます。
ここから「眠り」という花言葉が付いています。
他に「慰め」「陽気で優しい」「忍耐」「私が勝つ」「七色の恋」などの花言葉があり、恋や仕事の不安で悩み寝付けない人へ贈ると良いでしょう。
「眠り」と似た意味の花言葉を持つ花
「眠り」に似た意味の花言葉を持つ花は、複数見られます。
「ユウガオ(夕顔)」
ウリ科ユウガオ属の一年草で、「カンピョウ」の材料になります。
名前は、夕方に咲き、翌日の午前中にしぼむ事が由来です。
ここから「夜」という「眠り」と深い関係の花言葉が付きます。
他の花言葉としては、「夜の思い出」「魅惑の人」「儚い恋」「罪」「逆境を克服する力」などがあります。
同じ「夕顔」という別名を持つ花に「ヨルガオ(夜顔)」があり、こちらは「夜」「夜の思い出」「悪夢」「妖艶」という花言葉が付きます。
「カスミソウ(霞草)」
ナデシコ科カスミソウ属の小さい花で、花色は白と薄いピンクです。
様々な色に着色して利用される事もある、花束の名脇役です。
後ろが透けて見える淡い枝振りから、「夢心地」「夢見心地」という花言葉が付きます。
他に「切なる喜び」「清らかな恋」「感謝」「深い思いやり」「幸福」「永遠の愛」など、安心して眠れそうな花言葉が揃います。
寝付きが悪い時、寝室に飾るのも良いでしょう。
「ワサビ(山葵)」
アブラナ科ワサビ属の多年草です。
根は、寿司や刺身の薬味として利用されます。
ツンと鼻に抜ける強い辛みがあるため「目覚め」「うれし涙」という花言葉が付いています。
人間が眠るのは、結局「心地よい目覚め」が欲しいからにほかなりません。
「眠り」から覚めてもボンヤリする時、「ワサビ」に鰹節と醤油を混ぜた「錦木」でご飯を食べるのも良いでしょう。
同じ「目覚め」という花言葉が付くものに「ハナズオウ(花蘇芳)」があります。
まとめ
「眠り」という花言葉を持つ花は「ポピー」です。
似た意味の花言葉を持つ花として「ユウガオ」「ヨルガオ」「カスミソウ」「ワサビ」「ハナズオウ」などがあります。
気分が和らぎ、眠りに繋がりやすい花を選ぶのも良いでしょう。