「白いスターチス」は、イソマツ科イソマツ属の白色品種です。
地中海沿岸原産で、海岸や沙漠などに生育します。
花は小花が集まり花穂を作り、花期は5月から7月です。
花持ちが良く、カサカサした花弁のような萼が残るためドライフラワーにも向きます。
今回は、「白いスターチス」の花言葉について解説します。
「白いスターチス」の花言葉
「変わらぬ心」「途絶えぬ心」「永遠に変わらない」「変わらないための変化」といいます。
花持ちの良さやドライフラワーのイメージから付いた、意味の近い花言葉が揃い、友情や愛情などが永遠に続いて欲しい相手へ贈るのに向きます。
「変わらぬ心」
スターチスの花持ちが良く、ドライフラワーに利用されるところから付いた花言葉です。
スターチスがカサカサしてドライフラワー向きなのは、ケイ酸を含むためです。
ケイ酸は表面に沈積して葉茎の強度を高め、倒れるのを防ぎます。
好ケイ酸植物の代表的なものに、「イネ」があります。
価値観は変わるものです。
年齢を経て、立場が変わり、精神的なコンディションでも簡単に動きます。
心も価値観に影響を受けますが、唯一「自分である」という部分は変わりません。
どこまでも付いて来る「自分」と上手く付き合うため、心に何を残しておくかが重要です。
自宅に飾り、今も心に恥じない自分でいるか、たまに見つめ直すのも良いでしょう。
「途絶えぬ心」
こちらもスターチスが長持ちするところから付いた花言葉です。
この場合の「心」は、恋心や愛情など、心の繋がった状態を意味します。
人間、誰かしらと心は繋がっているものです。
今現在、実在する誰かに限定する事はありません。
昔、確かに結んだ絆でも良いですし、歴史上の人物や、人ではないものに対する一方的なものでも、2倍思えば繋がっている計算です。
それが、いつまでも途絶えないなら、心の支えになるのです。
長く心の繋がっている相手へ贈るのに向きます。
今後、心を繋げたいと思う相手にも良いでしょう。
「永遠に変わらない」
スターチス全般の花言葉、または、「白いスターチス」の花言葉とされます。
花持ちやドライフラワーによる永続性と、白の純粋性が合わさった花言葉です。
プロポーズの贈り物や結婚式のディスプレイに使い、永遠の愛を誓う時に向く花言葉です。
「変わらないための変化」
「白いスターチス」固有の花言葉です。
白は純粋無垢なイメージもありますが、何にでも染まる色でもあります。
形あるものはいずれ壊れます。
変わらない事は、絶え間ない変化によってしか成り立ちません。
教えた事で止まらず、更に成長していって欲しいという意味で、独立する子供や、卒業する教え子へ贈るのに向く花言葉です。
まとめ
「白いスターチス」は可愛らしいですが、地味な印象もある花です。
花言葉を知れば、そこに強さも感じられるでしょう。
花を多面的に見せてくれる、花言葉を是非参考にして下さい。