「白いカトレア」は、ラン科カトレア属の白花品種です。
カトレアは中南米の熱帯、亜熱帯地域原産で、高い木などに着生して生育します。
花は花弁3枚と萼片3枚が組み合わさり、左右対称の形になります。
花期はあまり定まっていませんが、10月から2月です。
今回は、「白いカトレア」の花言葉について解説します。
「白いカトレア」の花言葉
「優美な貴婦人」「魅惑的」「純粋な愛」「魔力」といいます。
「洋ランの女王」の2つ名の通り、華やかな良い言葉が揃い、イメージが合う相手への贈り物に向きます。
「優美な貴婦人」
カトレア共通の花言葉です。
豪華で美しく、それでいて柔らかな花からイメージされた花言葉です。
貴婦人は高貴な家の女性を指しますが、近寄りがたい雰囲気ではなく、優しく親しみやすい意味になります。
親しみやすさと気品を備えた人へ贈り、好意を伝えるのに向きます。
「魅惑的」
こちらもカトレアの花言葉です。
人を思わず惹きつける美しさが由来です。
一方、着生する性質から、相手の心に絡みついて魅惑するイメージにもなります。
着生は寄生形態の1つですが、直接根を打ち込んで養分を取る訳ではありません。
ただし、あまり大量に付きすぎると、日照が遮られる可能性があるため、全く無害という訳ではありません。
人も、大人な関係が維持出来れば良いですが、のめり込むとややこしい事になるものです。
魅惑的な恋人への愛情表現に向きます。
「純粋な愛」
これが「白いカトレア」固有の花言葉です。
純粋さを表す白と、カトレアの魅惑的な愛らしさとを合わせた花言葉です。
純粋な気持ちで向けられる愛情は、心地よく伝わります。
恋愛に限らず、隣人愛と解釈しても間違いではありません。
人の関係は多かれ少なかれ純粋な愛が結んでいるものです。
単純な損得ばかりで絡んでいるとしたら、ちょっとした気遣いもない、油ぎれの歯車のように、常に音を立てる社会になるでしょう。
自宅へ飾り、人に対し愛情を持って接しているか意識するのに向きます。
「魔力」
カトレア共通とも、「白いカトレア」固有とも言われる花言葉です。
魔法と言えば「黒」がイメージされますが、「白魔術」という概念もあり、無縁ではありません。
また、魔力のように人を惹きつけるカトレアの美しさも表します。
この時、白は不純物のない純粋な魔力そのものという意味になるのです。
魔力は人類の夢の1つです。
ですが、昔の人が考えた事のうち幾つかは、科学により達成されています。
次に科学がどんな魔法を実現させるかは、現代に生きる人の大きな楽しみでしょう。
オカルト趣味のある人へ送るのに向く花言葉です。
魔力的魅力のある人へ贈り讃えるのも良いでしょう。
まとめ
「白いカトレア」は、鮮烈で美しい花です。
花言葉を知れば、更に深い魅力にも触れられるでしょう。
花を多面的に見せてくれる、花言葉を是非参考にして下さい。